madeingermany

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...... 2018年04月06日 の日記 ......
■ ブラック   [ NO. 2018040601-1 ]

■週末の天候の乱れで、近隣の桜が散ってしまいそうです。毎年ネタをくれる桜です、細雪の幸子達の様に、ゆく春を惜しもうと思います。PAPUWA後、シンタロー達家族は、幸子達みたいな花見をするんだろうなと妄想します。彼等の中で高松の立ち位置が、細雪の櫛田先生くらいの重さがあったらいいなと思います。


■以下雑感です。


・ブラック企業、ブラック部活等、ブラックという言葉が世間で使われて久しい。自分の出た中学校は、ほとんど運動部しかなく、運動嫌いなのに運動部に入部し、コミュ障なのに球技チームで頑張った。

貴女はデブでコミュ障だから、これからは球技に励んでスリムになり、明るいお友達の多い子になりましょうという、先生方の思いは分かったが、中学3年になって受験に専念できる時期が来た時の解放感といったらなかった。身につかない運動習慣と、治らないコミュ障。



出身校をブラックだとか言うのは気が引けるが、「よく耐えたな」と思う。渦中にある時は、気にしている余裕がないのだろうと思う。自分のいる職場がブラックだとは思わないが、時々発生するブラックな状況については、やはり子供の頃と同じで、台風の目の中にいれば案外やり過ごせるのかもしれないと思う。

「終わった後の解放感」「結局身につかない」あたり、自分が渦中にいた意味はあったのだろうかと思うが、その辺は仮に渦中において「意味がない」と判断できた所で、逃げようがないのがブラックなのだと思う。故に、台風が過ぎるまで耐える習慣が着くのだと思う。まるでよくできた日本人の様に。




そもそも「耐える」事自体がナンセンスなのだという考えもあるのに、自分は驚いた事がある。確かに、ポールペン字よりパソコンで筆記した方がはるかに早く、読みやすい。中学校の部活動については、「文化部でいいです」「帰宅部でいいです」という方向に選ばせない学校だったが、あれは「運動させておけば間違いない」という、一種の(ブラック?)な信仰だったのだと思う。

ブラック企業にいたら辞める方法を模索し、ブラック部活なら、卒業したら縁が切れると言う希望がある。ブラック家族というのはどうなるんだろう。姻族ならまだしも、血縁だと辞める事も、縁が切れる事も逝去以外ない。多分「耐えない」「距離を置く」のが「正解」に近いんだろうなと思う。




人はバスの中の痴漢被害ではないけれど、嫌な事、辛いブラックな状況に面すると、パニックなのか自分を納得させようとするのか「悪いのは自分」「相手にも理由がある」、という気持ちに陥るかもしれない。なんで、ブラックをまき散らす企業、部活、家族のために、自尊心まで譲らねばならないのかと近年思う。

企業も部活も家族も、所詮自分で選べる部分は僅少である。バスの中で遭った痴漢被害ではないが、下手人を突き出す事は難しくとも、「居合わせた私が馬鹿だった」とか落ち込むのは嫌だ。

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