■司馬遼太郎の「街道をゆく」を読んでいます。どの巻から読んでも大丈夫そうですが、やはり一巻から読むべきだろうと思い、今三巻目になりました。どの地方に行っても同じ熱意で語ってくれると期待しています。群馬県内にもいくつか「街道」があるので、触れてくれないかなと思いながら読んでいます。
司馬史観という言葉があるのですが。司馬遼太郎は歴史家でも、思想家でもなく、哲学者でもなく。作家なのだと思って読んでいます。作家と言うと「創作する人」というイメージですが、仮に司馬遼太郎について「創作する人」と思うと、非常にややこしいです。
歴史小説、歴史ドラマ、歴史ジャンルの漫画の様に、一途に「楽しませる」事に、氏が特化していると思うと首をかしげてしまいます。しかしどんなに理屈っぽい事、夢想的な事を氏が書いても読者がついてくるのは「楽しませてくれるから」に他なりません。もし氏の作品に対し、「つくりものですか?」と問うなら、氏は答えないだろうから、こっちで文献なりをあさって自分の解答を探さねばなりません。とても困難です。
■鉄道に乗って来ました。基本的に移動はJRです。以下、乗った路線です。いつも使う路線は割愛します。
・長野電鉄 湯田中温泉に行くために乗りました。日本一安い特急と言う事で何度か鉄道関連本で見たことのある路線でした。険しい山の中を進む姿は、箱根登山鉄道に似ていました。乗り心地もよく、GWと言う事でにぎわっていました。外国の方も多数乗られていました。
スイカ不可、普通の乗車券はクレジットカードも不可という、男らしい路線でした。帰路、特急スノーモンキーに乗れました。
・身延線 群馬住いではまず利用しない路線です。落語に「甲府い」と言うのがあって、有難いお寺が山梨にあるのだと前から聞いていました。湯田中から御殿場に行くので、道中の楽しみとして、90周年を迎える身延線に敬意を表しに乗りました。
・御殿場線 今回のハイライトです。青い富士山を背に、東海道本線としてここに蒸気機関車が走っていたのだと思うと、感無量です。30日は小田急線の運休があって、小田急線の利用者さんの混乱もあり、もしかしたら普段より利用者が多かったのかもしれません。
本線でなくなって寂しくなった、という思い込みと裏腹に、普通に観光地らしくにぎわっていました。お昼時に御殿場に着いたので、三島コロッケとみくりや蕎麦を頂きました。
・東海道本線 御殿場線に乗ったからには、国府津から東京も東海道線を楽しもうと思いましたが、非常に混雑していて、途中で休憩がてら根岸線を利用しました。湘南新宿ライン、上野東京ラインのおかげで、遠い神奈川にいてもグンマの地名に出会えて寂しくないですが、兎角込みます。
・上越新幹線 込まない新幹線です。これに乗れば群馬まで一直線です。乗車は旅の終わりを意味していますが、この路線があるから日本各地へ行けるのだ、と有難く乗っています。 |
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