 ■アーミン漫画をいくつか読んでみたのですが。邪推すると掲載誌等から、「南国みたいな作品お願いします」と言われたのかどうかと思いました。
原作者の経歴を考えれば、南国が最大にして最初のヒット作になるので、「南国みたいなマンガ」と言われたかもしれない事はありえそうです。「少年と青年が、自然の中で触れ合って成長する、女性作家らしい爽やかなマンガをお願いします」という感じでしょうか、全然いいと思います。
しかし掲載誌と原作者の間で、「南国」についての認識に齟齬があった場合どうなったのかなと妄想しました。南国で視聴者が肝だと思ったのが、「パプワとシンタローの出会い」だったのなら、原作者の大体の作品の骨子も同じ傾向と言えそうです。「ボーイミーツボーイ」でいいと思います。
全然いいんですが万が一、掲載誌・視聴者&読者・原作者の間で、「南国」への見解にズレがあった場合どうなるんだろうなと、いらない心配をしました。全会一致の見解はないと思いますが。
■日文で「知りたくなかった」事の最大のものの一つに、「紫式部が道長の愛人だった」というのがあります。紫式部と言えば源氏物語ですが、彼女の本業は「主婦」なんだろうなと思います。
本来は貴族の女性らしく、守ってくれる父・夫ありきで暮らすはずだったのに、死なれ、娘のためにも、あふれる知性を生かして、道長の娘のサロンの賑わいの一助になったと聞きます。
どんなに源氏が大人気でも、不可欠である紙さえ早々大量には手に入らないはずです。娘のサロンのため、娘が天皇の娘を身ごもり、生み、その子が天皇になるなら、道長は娘の家庭教師への支援を惜しまなかったでしょう。
別に彼女は彼女のお仕事をしているのだから、道長とそういう関係になる必要ないと思うのは、21世紀から彼女達を見るからでしょうか。男性から援助を受けると言う事は、すなわちそういう事であって、しかも数多の女性を正妻やらなんやらで従える道長にとって、「娘の家庭教師」なんてそもそも女でもなく、妻でさえない、つまらない存在になってしまいます。
プライドの高い彼女が何とも思わない訳なく、源氏には「男にいい様にされ、悲しむ」女性が沢山出て来ます。時代的に「当たり前」とされた事に意義申し立てるのが才女の彼女らしいというか、「読み物」である源氏に混ぜ込んでしまったため、「私をバカにしないで」という思いが読み手には伝わりにくいかもしれません。源氏は普通に面白い作品なので。
■JR九州の特急を、西岸にかけて乗って来ました。
博多〜大分 「ソニック」 大分〜宮崎「にちりん」 宮崎〜国分「きりしま」
の三つです。朝9時から乗り、国分に着いたのは午後4時でした。車内で休憩がてら居眠りもしたので、車窓を全て見てはいないのですが、「まずは下調べ」的な気持ちもありました。いずれ、ちゃんと下車して楽しみたい所だらけです。
乗り鉄は好きですが、観光も温泉も好きです。各地で「何々温泉」という表示を見るたびに、降りたくてなりません。霧島温泉なんて、何回素通りしたかと思います。 |
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