madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2018年11月10日 の日記 ......
■ 見栄   [ NO. 2018111001-1 ]

■科学者でも不老不死でもないのですが、ジャンみたいな人を知っています。多分ジャンは、高松がルーザー様を失ったショックも、高松が「キンタロー様を守らねば」と思って、嬰児交換をした事も、永久に分からないと思います。

分かり合う必要はないし、亜美ちゃん自身、ジャンを白か黒かと言えば白、善か悪かと言えば、善として書いている気がします。高松は分かりやすい意味で悪者ですが、ジャンの悪さは、いるだけで人間関係が破綻していく怖さです。

私の父の口癖は「俺は悪くない」「俺は何もしていない」「俺はする事はした」です。ジャンも言いそうだなと思います。「相手の身になる」とか、「相手を尊重する」とか皆無でしょう、亜美ちゃんも不得手な方なのかもしれません。

(一応、運命の対決?っぽい、アスVSキンちゃんの描写程、中身のないものはないと思う。ルーザー様のご遺体をいじったのは青の秘石だし、アス個人で出来る事は実に少ない。キンちゃんも腹は立つだろうが、彼が攻撃するべきはジャンだと思う。ただし、サビ叔父の愛人で、マジックが片思いしていた男なので、攻撃しないほうがいいという事もある、面倒くさい)



■刑事コロンボで。ある女性が「くだらない理由で結婚している人が大勢いる」と言います。昔、自分は意味が分からなかったのですが、今はよく分かります。ただし、くだんのくだらない理由が、本人には生死に関わるのかどうかまでは分かりません。

自分の父は、別に母を愛している訳でなく。生まれた子供が可愛い訳でもなく、ただ自分のためだけに生きている人だと、30を超えてよく分かるようになりました。



自分は、不潔で過酷な家庭環境のため、小中といじめられていました。多分、同じ?農家でも、我が家程不潔な家はなかったと思います(実際、私の祖母は仕事にかまけて、家事育児放棄していたことで、ご近所の有名人だった。つまり他の農家はもう少しまともだったのでは。)。フケツな家のなかで寝起きしているのだから、登校しても回避できないものが多々ありました。

キレイにすればいいじゃないという事ですが、その「キレイ」さを、父は拒みます。「農家は泥まみれでいてこそ勤勉」というモットーを、農業で食えなくなった今でもプライドにするのか、清潔な風呂、清潔な衣類は怠惰のシンボルに見えるらしく、掃除や洗濯という行為を攻撃してきます。



ただ単に父が勤勉?だとかいうのなら、まだいいのですが。彼の頭の中には、「人が笑うから」「人が見ているから」「人が褒めてくれるから」という、意識がとても強いです。

人?という、不特定多数の目のために、彼は結婚したんだなと、今になると思います。結婚しないとかっこ悪いとか、何か問題があるんじゃないかと人が言うとか。子供に恵まれないと、夫婦に問題があるんじゃないかとか。親世代と別居すると、家族の仲が悪いと人が言うとか。どこまでも、彼の頭の中には不特定多数の目と、自分の見栄しかありません。

なんでこんな男に、自分は愛とか優しさとか期待していたんだろうと思います。私の大学進学や就職も、資金援助したにせよ、「そうしないとみっともないから」以上の理由はなかったと思います。一瞬でも、彼と信頼関係があると信じていた自分をののしります。

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: