■入稿後の疲れなのか始まった通院も、明日で終わりだそうです。体が平常に戻って何よりです。
気分転換に大阪に行って来ました。夏頃から予定していた一泊旅行でした。土曜にグランロデオの大阪城ライブに行きました。他、ホテルに近い公会堂の見学、なんばまで出て、織田作をしのぶためにカレーと善哉を食べました。大阪は地下鉄が便利で、食べ物もお高くないのが有難いです。
織田作を読んでいると、自分の価値観がいい意味で崩壊するのが快感です。自分は織田作の書いた女性の様には生きられませんが、彼の作品に会えた事が嬉しいです。
■エヴァのミサトとの事を考えていました。ミサトって、ほぼエヴァの主人公だなと。複雑怪奇なエヴァの謎に迫るのはほぼミサトだし、作戦の重要な決定を下すのもミサト。
主人公のシンジは何の決定権もないし、何も知らされていないのに、武器を持って最前線に立たされる気の毒さ。ミサトは多分、他人と自分がいつもゴッチャになっていて。彼女は加持、リツコ、ミサト、シンジ達がそれぞれいっぱいいっぱいなのを「アタシだって」という一喝で押し流し。(不安定なアスカを見殺しにしたのは、その辺の彼女の価値観故だったのかなと思う)
ミサトの、自分が体験した事や、感じた事をミサイルの様に赤の他人のシンジに「分かるでしょ」と、何の説明もないし浴びせかけて来る不思議さ。何故彼女を主役にしなかったのか。フラストレーションの原因を見た気がした。
■島の話です。妄想と雑感です。
・リキッドは二代目シンタローであるかのように、PAPUWAで置かれているが、立場的には二代目ジャンではないかと思う。南国のシンタローの様に、劇中や読者から愛されるようにと原作者は思ったかもしれないが、シンタローはシンタローだし、リキッドはリキッドだと思う。
何というか。南国の味は「シンタローのドキドキ体験」だったと思う。妙な島に来てしまって〜という流れが南国なのだから、第二のパプワ島であれ何であれ、島に永住してしまっているリキッドには、「ドキドキ」がない。
南国のシンタローには色々抱えていた問題があって。
・愛情と専制を与えて来る父親のマジックとの関係 ・愛している弟がマジックに幽閉されている ・愛が重い同世代 ・愛し出した島のみんな、パプワ達との別れ ・愛するマジックが、いままで殺してきた人達の怨念みたいなもの
劇中ほとんど全てのキャラが、シンタローの愛と理解を求めているのは、南国もPAPUWAも同じだと思う。シンタローが総帥になるしかなく、ファンタジー世界である島と、ガンマ団のあるこっちの世界の仲立ちの役目まで、シンタローにはあった。
リキッドは
・円満な家庭環境 ・円満な(元)職場 ・円満な島の皆との関係 ・円満な心戦組との近所付き合い ・円満なパプワ島以外の島の住人とのお付き合い
リキッドには何も越えるハードルがないし、リキッドなしでもコタや心戦組と言う、主要なキャラ達は存在できる。蚊帳の外とPAPUWAで言っていたが、その通りである。リキッドは自分の好きで番人になったのだし、誰もリキッドをいじめない。
逆に言えば、リキッドは「誰からも特に何も期待されていない」悲しいキャラに思える。キムラが何かと側にいてくれているから、キムラとの関係次第では、リキッドにも出来る事があったはずなのだが、リキッドのキムラへの雑さ。
別にリキッドのせいでなくて。「島のお客さん」だったシンタローと、「島の永住者」のリキッドでは全然立場も役目も違うなと思うだけ。あれこれ愛ゆえにPAPUWAでも重責を負うシンタローとは逆に、好きで島に永住したリキッドだから出来ることもあったと思うが、私には分からない。Content-Disposition: form-data; name="image"
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