■しばらく通院、通院と書いていましたが今日でいったん終わりだそうです。再発しやすいと言われる症状なので、疲れをためないことが大事みたいです。自分は疲れを感じにくいらしく、気が付くと充電切れになっている時があり、身体がブザーを鳴らす時があるようです。
ところでもうすぐ冬コミの搬入時期です。コミケは純粋な抽選落ち以外、申込み・搬入搬出等でミスをした事はないと思います(本の内容等はおいて置いて)。
今回普通に搬入できれば、自分が「搬入できない」訳ではないのだと思えそうです。時間をかけて、何度も確認して搬入すれば出来そうです。このコミケで、TRCの心的外傷がとけるといいなと思います。
以下、妄想と雑感です。
・PAPUWAが何だったのかと言うと。南国で昏睡してしまったコタのリスタートだったと思うのだが、コタは途中でシンタローともグンマとも、マジック、ハレ、キンちゃんとも別れ、サビのしごきを受けに行ってしまった。
サビが荒野でお茶飲んでいる絵柄が思い浮かぶくらい、放任主義の訓練を経て、コタ帰還。以下スッとマジックや兄達との団体生活に馴染んでいる彼を見ていると、パプワとの短いけれど楽しかった日々がよかった事もあると思うが、コタの「自分の力」の強さを思う。
というのが、ほとんど書かれていないPAPUWAのメインストリートだと思う。尺の大部分はリキッドに注がれている。
・優しく理解ある父親、ふざけているけど大事な仕事を置いて行ったジャン、いつまでも懇切丁寧なマーカー達、とリキッドのまわりは円満極まりない。そんないい人達と、別れを選んだ深刻さも程々に、リキッドの描写が続く。
彼が何をしているのかというと、劇中劇っぽいというか、南国のシンタローが「異世界との遭遇」を体験していた事に対し、リキッドは「島と言う異世界にいながら、更に謎の世界へ漂い出すと言う、ある意味チャン5みたいな体験」と言えそう。
もう「パプワの世界とリアルの世界」的な対比ではなく、ファンタジー世界と別のファンタジー世界の邂逅が何冊が続くので、ガンマ団のある「こっち」と乖離してしまっている。ミヤギやトットリが帰って行った「こっち」の世界がリアルな世界なのだと思うが、フワッとしたファンタジー世界を旅する、「フワッとした不老不死のリキッド」の旅なので、全部フワッとしている気がする。
赤VS青でも、パプワ達VSマジック達でもなく、リキッドにウェルカムな空気のまま、尺だけが進んでいく。多分、亜美ちゃんが一番書きたかった空気なのかもしれないけど、物語の進行に役に立ったのだろうか。南国で「未知との遭遇」を繰り返したシンタローと、誰からもウェルカムされるリキッドでは、緊張感や達成感が全く異なるのでは。
油の乗っていた頃の亜美ちゃんは、「現実世界をあざ笑う」ような怪奇的な姿勢が味だったのだと思うのだが、劇中劇みたいな、夢の中の夢みたいなリキッドの存在がよく分からない。 |
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