madeingermany 夏コミ 2日目南4ホ25a 高松中心

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...... 2019年02月13日 の日記 ......
■ 長いものに   [ NO. 2019021301-1 ]

■司馬遼太郎の街道をゆくを読んでいます。本当に関東が出て来ません。日本橋さえ出て来ません。かたや韓国の事は、熱弁を持って何度も語られます。全然違う地方の事を書いていたはずなのに、突然「韓国の歴史」を語り出す事さえあります。韓国の事を語る氏は実に楽しそうです。


■近所の図書館に「子供向け日文セレクト集」的なものがあります。漱石、鴎外などズラッとあって。60冊も並んでいて、そういえば谷崎がないなと思い、でも谷崎の長編も短編も、ある程度心構えがないと読めないなあと思いました。だいたいオチがブラックです。

その上、「健全な家族」をあえて超越しようとしていた人なので、清らかで柔らかであるべき「子供向け日文」からは落選したほうがいいのかもと思いました。

細雪も、とっくに商売を畳んでしまった蒔岡家の意固地な姿がメインですが、谷崎の家も「傾いた」家だったそうです。幸子達の意固地さは、本当は「可愛い世間知らず」に見せかけた谷崎の自己否定だった気がします。



■ふと野上弥生子の短編を読みました。漱石の門下生の奥さんです。かなり昔、秀吉と利休を読んで以来です。この間、漱石の遺族について書かれた本を読んだ時、チラッと女子の名前も出ていました。

さぞ、この冷静な女性の目には、鏡子さん達遺族の振る舞いが乱暴に映っていただろうと思います。箇条書きにするだけでも、漱石の死後の遺族のあれこれはすごいのですが、むしろ生前の漱石とその家族との冷戦を思うと、起こるべくして起きた事だと思えます。

この機会に「真知子」と、宮本百合子の「伸子」を読もうと思います。漱石の書く「男達」の心情は、女性の自分には永遠にファンタジーですが、女史の作品を成人してから読むと言うのは一種の冒険に感ぜられます。



■結構有名じゃないかなと思う新聞記事。読売新聞の人生案内なのですが、女子中学生から「父親に性的な目で見られたり、触られたりするのが不快で悩んでいる」というのがありました。

回答者曰く。「お父君は年端のいかないガキのアンタを食わせてやっているんだから、ケツくらい笑顔で触らせてやりなさい(大意)」だそうです。

これじゃあ、「雇ってやっているんだから」と店長からセクハラされる女子アルバイトと同じです。今の日本、「男の暴力には従いましょう」という不文律があるので、そういう極悪人に「出会ってしまった貴女が悪い」「悪い男から逃げ出せない貴女に非がある」とされるんでしょう。



上述の女子中学生は、いらんセクハラを家庭内で受けると言う悲劇から回避し、頭の悪い父親からの不快感を退けたかっただけだったと思うのですが。これではいつまで経っても世の中よくなりません。

いつ、女性や子供に「されたくない事をされない」「一人の人間として尊重される」程度の人権が与えられるのだろうと思います。子供が無力な子供でいる事はごく自然な事であるし、女性が心身共に「女性」である事も自然な事です。男性ばかり、「自然な欲求」とか言って、大体の暴力が許されるのは何故なのでしょう。

(権力を行使するのが大体の場合、政治家だとかの男性だからなんだが。女性から時間と体力と精神力を根こそぎ奪っておいて、「女性の社会参加を促そう」とか言える政治家は多いと思う。)

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