madeingermany

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...... 2019年02月19日 の日記 ......
■ カジュアル   [ NO. 2019021901-1 ]

■忘れないうちに、と6月オンリーのネームを描いてみました。高松の鼻血オチ以外で何か描こうとすると、こんなに難しいのかと思います。



青の一族、兼ガンマ団幹部の大まかな流れとして。

・ライオンパパの、ガンマ団内部は穏やかな統治

・就任直後の鬼のようなマジック少年の統治
・当時最大の幹部はミツヤ 
・有能さと忠誠心は歴史に名を残すが、やり過ぎてマジックにうとまれ死へ

・マジック青年の非情なる独裁
・ルーザー様の有能さと過度な家族愛がマジックに好かれず、死へ
・マジックは「有能」「忠誠心」等にそんなに興味がないのが明らかになる。能力不明、性格はぶっきらぼうなジャンがマジックに愛される

・ミドルのマジックの統治 
・笑顔と卑劣さと残酷さを獲得したマジックに怖いものはない 青の一族らしくないシンタローを溺愛



グンマの立ち位置って、能力的にミツヤ、ルーザー様のルートでもおかしくないと思うのですが。有能のアピール、忠誠心のアピール等はかえって命取りになる事を、グンマは本能的に知ったのでしょうか。ミツヤやルーザー様の様に、青の一族っぽい人がマジックは好きじゃない気がします。

グンマの天然の高邁さと。散っていった愛すべきミツヤ、ルーザー様のお話なんて。誰視点で描けばいいか分かりません。高松なそんな「生きていくスキル」をグンマに教えない気がします。




■尾崎一雄の小説を読んでいます。下曽我ののどかな雰囲気が素敵です。文章がカジュアルな志賀直哉と言われるそうですが、題材が余りに違うので志賀直哉っぽさは余り感じません。

志賀直哉と言えば。「父が外国に行っている間に、祖父と母に肉体関係があり、生まれたのが僕」と言う暗夜行路。「ある女性と結婚し、父と不仲になり、女性にあたる」和解。等、家族をテーマにしたとは言えますが、結構重苦しいです。

暗夜行路での、祖父の愛人に求婚する姿とか。なんというか貴族的と言うか、選ばれし男だったんだなと志賀を見ていると思います。漱石にも可愛がられたと言いますが、基本的に困窮している漱石と、富裕層の志賀では考え方が違ったのかもと思います。



尾崎一雄について。まだ何作かしか読んでいないのですが、なにせ「ジュニア向け」日文セレクションから読んでいるので、温かな空気を感じます。子供が読んでも大丈夫な日文を、究極的に選んだセレクションだなと思っています。

(当然ながら荷風のあめりか物語とかはない。あれは成人してから読んでもきつい。康成にしても伊豆の踊り子が選ばれていて、雪国がない。)
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