 ■由紀しげ子の「女中っ子」を読みました。タイトルの意味は女中をしている少女の事とも読めますが、劇中での意味はそのまま、「一家の主と、女性使用人の間に生まれた子供」として使われていました。
ヒロインと親しくなったお屋敷の子供が、「女中っ子」と学校で呼ばれる事に憤慨を通り越して、ヒロインへの憎悪まであったので、そういう意味だったのでしょう。
書いた由紀しげ子は富裕層です。小説を書くと言う事自体、肉体労働に走らなくてもいい、また文章を書く素養が豊富にあるという点から、富裕層の気まぐれの様な気がしてきました。志賀みたいに。
それにしても。キツイ内容の小説でも、男性が書くとどこかロマンチックに仕上げようと無意識にするのか。女性が書くキツイ内容は、時に本当にキツイです。林芙美子みたいな文章は、男性には早々かけないと思います。本当にキツイです。
■マジックに仕えるためには。 順不同です
美形である事が入団の前提のガンマ団において。高松が自分の容姿に自信がなさそうな事に萌えます。
・能動的に彼に近づいてはいけない (あくまで「仕事でやむを得ずお側にいる」「同盟相手だから、息子をゴミの様に扱われても耐える」「愛した恩人を殺してくれたから、いつか復讐してやりたい」等、受け身の姿勢でマジックの側にいるのが求められる
間違っても「君が僕の覇王だよ」「兄さんのためなら何でもする」的な、パワフルな愛はマジックの好む所ではない。同じくらい相手を愛さねばならない様な、強迫を覚えるらしい
何故マジックがコタを毛嫌いしたかと言うと、コタが「愛を求めた」からだろうと思う。親子だから仕方ないのだが。マジックは愛される事も嫌うが、愛を求められるのももっと嫌いそう。)
・彼を愛してはいけない (愛される窮屈さみたいなのマジックが嫌うから。彼に好意がある場合、ファンクラブ入部等の漫然としたラブコールがいいかも)
・若い美男子でないといけない (マジックが過去、年上・年の近い男に「苦しめられた」から)
・有能でないといけない (滅茶苦茶こき使われる 公私の区別という発想がない ミツヤさんの様な絵に描いたような有能ぶりより、ミヤギやトットリの様なコミカルな「異能」の方が、安全パイと思われる)
・ただし有能である事を誇ってはいけない (ロボットオタク、マッドサイエンティストなど、有害だが漫画的な存在が望ましい 誇りたい場合は、団員同士の「喧嘩」で昇華するのがいいのかも。マジックに「認めて欲しい」とか願い出ると、ミツヤさんやルーザー様ルートになりそう) |
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