■絶チルのスピンオフ、アンリミのいい所は。丁度いい長さも挙げていいんじゃないかなと思います。アニメはワンクール、コミックスは6冊と言うコンパクトさです。
何度も観賞するにはちょうどいい長さです。キャラクターの主張等を理解する上でも、余りに長い話だと、若干困難さを覚える場合がなくもありません。
スピンオフ、番外編、作品の延命処置?の話、雑誌がなくなった、作者のプライベート面の変化の影響、アニメと漫画の世界観の乖離等、一個の作品なのに何をどう観賞していいのか路頭に迷う時だって、余所では沢山あります。
気になるのは。本編の方の作者が「自分にはアンリミの世界観が描けない」と言い切っている事です。確かにアンリミのコミックスの原作者による「お楽しみ」ページと、アンリミの中身はかなり空気が違います。アンリミを楽しみつつ、自分はいつ絶チルに手を伸ばすのだろうとタイミングを見計らっています。
■完結したら読もうと思っていた、CCさくらクリアカード編を少し読んでみました。
いつものCLAMPっぽさを感じました。柔らかいブラッドCとでも言うのか。
・話が進まない ・主要キャラの食事シーンがとても多い
・Xや東京バビロンと言う、殺人シーンが平気で出て来るマンガだと、主要キャラの食事シーンが癒しだったり、ちょっとした交流の場だったりするのだが、さくらの場合、延々「何か食っている」気がしてきた。全然可愛いのだが、やっぱり「話が進まない」
・秘密が多い みんな星史郎さんなのかと思う
・本当はCLAMPは、描かれなかったXみたいな、ドロドロが描きたいのかなと思う しかしレイアース以来、カワイイ系で人気を得て来たので、今になって、ドロドロのグチャッとした感じは描けないのかもしれない
レイアースも、絵がキレイだからそんなに感じないが、自分を慕ってくるアルシオーネを殺すザガードはかなりキレていたと思う。
CLAMPはマンガ家なのだけど。もしかしたら小説で世界観を完結させると、休載とかなくなるのかなと思う。楽しみにしていたゲート7も、戦国をモチーフにしていたので、グロさが予想されたが、初夜初夜言う「気持ち悪さ」はあったものの、スッと休載になり、マンガの全貌は分からなかった。
なんでゲート7を楽しみにしていたかと言うと。なかよしやNHKという、ふんわりした発表の場では描きにくいだろう本懐が開陳されるのではないかと、勝手に思っていたから。CLAMPの本懐って、昴流と星史郎さんみたいな「本人達がよければそれでいい」世界だと思うので、今のフンワリ系は実は不得手じゃないのかなと思う
さくらと小狼みたいな、「地球上全ての人類からお祝いされるような、カワイイカップル」は、スタンダードとされるのかもしれないけど。CLAMP的には「焼け野原で愛した相手の死体を抱きしめる」みたいなのが、いつもの性向だった気がした。 |
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