■遊佐さんが何かのトークで言っていたのですが。
・僕達声優は、アニメ等を製作するなかで、あたかも大きな権力を持っている様に見られている向きがあるが、スタッフ内の順序で言うと、一番下にあたる。
いつものニコニコした感じで話すものだから、サラッと聞いていたのですが。よく考えると実に示唆に富んでいるなと思いました。
遊佐さんは社長なのでその辺をいじられても、「何でも自分でやらないとダメで大変」等、大体サラッと柳の様にしなやかです。そう言いながらも、冒頭のトークであった様に、何かとんでもなく「力のあるもの」が頭上にある様な言い回しをされると、少し気になりました。
大人な遊佐さんが、「気を遣う」のはいつもの事だとしても。あえて「自分が一番下です」と割り切る・受け流す事で維持できる何かがあるのかなあと、うがった事を思いました。
■思い付きでパプワ二次の小説を一個書いてみました。マジックが父親としてコタローと向き合えれば、霧消するような内容だなと思いました。
マジックはコタローの父親としては、「コタローに理解され、励まされる」という逆転が起きています。思いっきり虐待してくれた相手に、「貴方を理解しています」というメッセージを送らざるを得ないコタは、多分今後いい男になるだろうと思います。
マジックがあれでも、コタローにはシンタローがいるじゃないかと思っても。学校のイジメ問題ではないですが、所詮いじめられていない人には、いじめっ子の与えて来る恐怖が分かりません。
イジメ問題が出て来ると、教員まで加害者の子を、「本当はいい子だから」とか言い出す構図に似ています。「親父は本当はいい奴だから」とシンタローは思っていそうです。
赤い服の大男を見ただけで、背筋が凍るような恐怖が蘇るのだから、シンタローが全く想像出来ない想いを、コタローはしています。
コタローは「パプワとの思い出」というかけがえのない記憶があります。小説を書いていて、コタローよりグンマ様の方がやばいのではと思いました。
グンマは高松を拒絶する事で、新しい環境を手に入れようとしたのだと思いますが。高松の「やり方」に慣れきったグンマに、新しい人間関係が築けたのでしょうか。
コタローやキンちゃんと言う、新しい家族がグンマにはいます。しかしコタローを温める思い出をグンマは共有できないし、キンちゃんはグンマに胸の内を語らない気がします。
上のシンタローではないですが、グンマをいじめた高松という男からの養分を吸収して、今のキンちゃんは生きている向きがあるので、胸の内を詳細にグンマに語ると、どうしても噛み合わないからです。 |
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