■シンタローって誰が育てたんだろうと思いました。マジックは多忙だし、母親は不在です。サビ、ハレは細々した事をしないと思います。高松が若干面倒見たかもしれないけど、それにしては高松・サビ・ハレが友人関係である事をシンタローが知らないのは少し変です。
ジェイン・オースティンの世界ではないですが。掃除、洗濯、料理などの疲れる・汚れる肉体労働を、シンタローと対等の、青の一族の男達がするはずなく。(したとしても、貴族の余暇の趣味では)
名もない使用人達が、小さいシンタローの面倒をみていたのだろうと思います。それで寂しいとか思わないのが、上流階級の人達なのでしょう。
(なのでグンマは高松が育てたかもしれないが、身分差故にグンマは恩に着る事も有難がる義務もない。グンマが高松を思い出ごと全て捨てるのは自由だが、新たにグンマに「優しいお父様」が自動発生する訳ではない。キンちゃんはグンマに話を合わせるのだろうが、陰で高松に頼ってる気がしてならない。)
■新潟の瀬波温泉に行って。ホテルが海沿いにあり、温泉街と少し離れていたので、30分くらい歩いて温泉街の方にも行ってみました。
バスは本数がなく、徒歩が景色を見る意味でも確実でした。瀬波温泉と言うと、海原と温泉をくみ上げるやぐらですが、やぐらの足下まで行って来ました。
伊香保や有馬もそうですが、ホテルと源泉はかなり離れている場合が多いです。下呂温泉も駅周辺にホテルが沢山ありますが、本当はかなりあるいた山の上の方が、古い温泉場なのだとか。または三朝温泉や修善寺の様に、川べりにわく場合もありそうです。
いずれにせよ、温泉と言う自然の恵みを頂くには、相当の先人の努力と工夫のお蔭のようです。
■CCさくらのクリアカード編を読んでました。小狼がさくらカードを「隠し持っていた」所まで読んでいます。ちょびっツを読んでいる様な感じを受けました。
・さくら、秋穂ともにとても「受け身」で、巻数が進んでも、立場や自分達の能力に振り回されている印象がある。外見も言動もとても可愛いのに、誰かからの指示で動いている様な感じが、ちぃ達パソコンの様に見える。
・劇中のキャラのリアクションが、ちょびっツの秀樹に似ている気がした。同じ作家団体が描いているのだからそうなるのかもしれないけど、性欲中心で話がすすんだ、やや青年誌タッチのちょびっツと、ほんわか少女マンガのさくらが似ているのには、ちょっと違和感がある。
さくらが96年〜のマンガ、ちょびっツが2000年〜のマンガなので、さくらがちょびっツに似るという、不思議な現象になっている。
・さくらはなかよしだった。当時はなかよしの姉妹雑誌、アミもあった。「雑誌のアミに、マンガ家の亜美が描く」というギャグを亜美ちゃんが描いていた。それがどれくらい昔なのかというと、CLAMPで言えばクロウカード編のリアルタイムの頃だったと言える。
亜美ちゃんのドリームネットパパは、幸せな漫画だったと思う。雑誌の創刊〜廃刊までをまんべんなく使い、講談社からネタを仕入れ、(パプワ(95年完結)のヒットにより)あれこれ許されていたのかなと思う。
お話もそんなに本筋と逸脱することなく、キレイでカワイイ少女マンガになっていたと思う。亜美ちゃんの本懐は「キレたミドル」の方だったのかもしれないが。あくまで成人男性キャラを「濃い脇役」止まりにとどめたのは、編集のバランスパワーだったんだろうか。
そんないい思い出がどれくらい昔なのかと言うと。さくらは続行中の作品なので分かりにくいが、CLAMPのXが普通に連載されていたくらい前だと思うと、ちょっとびっくりする。 |
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