madeingermany

■ 白い死神 　　[ NO. 2019040801-1 ]

■定期的に電車に乗らないと、体がおかしくなる事が分かりました。ストレスによる禁断症状です。マイカー通勤、買い物もほぼ車で行くので、乗ろうと思わないと電車には乗れません。 ガラガラのグンマの電車が好きです。本数も数える程です。つまり廃線間近な路線もあるという危機感が常にあります。吾妻線など、観光面で維持するしかない路線は相当今後が危ういらしいです。 吾妻線は本当に観光メインの路線で、「日本一短いトンネル」があった可愛らしい路線です。総じて景色もよく、沿線に温泉も多いです。火山性の温泉が多い地域を走るので、トンネルが作りにくく、グンマ内で完結している路線です。 故に吾妻線は単線です。同じくらい人影のない上越線は、かつては新潟へ出る重要なルートだったため、複線です。信越線と同じように、貨物もある上越線が辛うじて廃線にもならないのだから、同じくらいグンマに愛される吾妻線も永続してほしいです。 ■白い死神について考えていました。キリコが主人公ですが、ブラックジャックとの違いは何なのかなと。 キリコ＝死、ブラックジャック＝生と言うには、余りに単純な気がします。性格的な面を思うと、流石にキリコの方が年上で経験が多いのか、やや柔軟な性格に思えます。ブラックジャックの方が何かとキツイ性格なのは、一話関係の形式のせいもある様な気がします。 自分が患者になるなら、どちらがいいかと言えば。根性の無い事を言うと怒りそうな黒男より、キリコかもしれません。キリコがきつくない・怒らない保証はありませんが、「自分はこうやって克服した」と言う黒男先生の前に、でもとかだってとかは言えないでしょう。 物語的には、キリコとブラックジャックに違いがあるのかなと思うと、あまりない気がします。根っこが同じマンガなのでそうなのですが、「患者が元気に幸せに生きている」事を目指すのは、２人とも変わりません。 あと。キリコの人生の目標は、多分復讐にはないと思います。黒男程猛烈な復讐鬼ではないにせよ、全く「復讐」的なニュアンスがなくはありませんが、「それが聞きたかった」とまで、患者達に精神的な何かをキリコは求めていない気がします。 「憎い相手の心身をズタズタにし、医者として大金をせしめながら彼等を治療する」事を夢見ていた若い黒男の様な、鬼気迫るものはやはり黒男のオリジナルなのでしょう。「患者の幸せ」にまで心が及ぶのもキリコのオリジナルな考え方です。 最後に。キリコの場合、依頼者は言うまでもなく死にます。前金や遺族から保険金をもらう等、集金の方法はありますが、仕事が仕事だけに「もらえない」場合も多そうです。死んでいく患者の満足度を最大限に考えるキリコは、やはり独特です。 黒男と言えばカネです。汚い話ですが、カネ抜きに黒男は語れないと思います。これは黒男がお金好きというより、最早人の誠意が「いくら払えるか」が最後の証明だからなのかなと思います。 ニュース等を見るに、イジメや虐待等で「賠償金」なるものが法的に発生する場合もあろうかと思いますが、大体すっぽかされるでしょう。誠意・反省ゼロ。そんなカネ払う様な人なら、最初からイジメも虐待もしません。 誠意＝カネという、余りに最後の手段を「いつも」選ぶ黒男は黒男だなと思います。（故に、悲しげな美女、仲のいい親子の患者等は、「誠意」があると早々に認めるのか、ロハだったりする。全ては黒男さんの主観？黒男の患者になるのは難しい）

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]

タイトル： お名前： メール： URL： 文字色： コメント ： 削除用PW： 投稿キー：