madeingermany

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...... 2019年04月16日 の日記 ......
■ 寝て起きて   [ NO. 2019041601-1 ]

■寝て起きて、仕事に行って。先月買った靴が足に合わなかったから靴屋に相談に行って。ご飯食べて、風呂に入って、家事が終わったからパソコンに向かっています。

自分一人だけの事でもあれこれあるのに、ご主人や子供さん、お舅・お姑さんの事までしている人は本当にえらいと思います。

そしていつでも、「てんやわんやの女性の後ろで、オレがオマエに聖なる使命と生き甲斐を与えてやってるんだ、黙って働けとふんぞり返って何もしないオトコ」がいます。なんで男って何もしていない時も常に偉そうなのか、自分は分かりません。説明されても「ワカッタ!!」とはならないと思います。



先日からの雑感で。

野上弥生子が偉大な作家である事は、まさか自分も否定しません。そこまで自分もバカじゃないと思っています。しかし「同じ女性として」とかは今後も全く思わないと思います。

上野女史の言葉ではないですが。「頑張れたことそのものが、恵まれている」というのはガチだと思います。



「辛い境遇に耐えて頑張った」というのもあると思いますが、本当の辛い境遇と言うのは、例えばグンマの山奥で、ネグレクト気味の親から得る半端な情報だけを頼りに、男子にはクサイと疎まれ、女子からは宿題をさせられる事を言うと思います。

有用な情報が届いて来ないんです。「こうやって頑張ろう」という知識さえ手に入らないと、本当に闇です。周りは泥だらけの田んぼと道路しかなく、親から金をもらうしかないのに、金持ちの親は自分のためだけに金をため、こっちにまず回さないとか。知識を得るにはカネが要ります。



野上女史は、同性と不器量と貧乏人と田舎者に冷たく。更には賢そうでない人にも残酷で。おまけに「お上」が大好きで、早稲田より東大の方が「上」と言い切る人でした。だから、法政に勤めていたご主人については屁でもなかったそうです。

「理性が大事」とか言う女史の振る舞いは、時に余りに感情的に思えます。マンガやテレビで見る、「戦争」とも無縁の女性です。だから戦後GHQからウケがよかったそうですが、普通の人は翻弄されるしかない多くのものさえ、女史を苦しめるには至らなかったようです。



(関係ないが、女史の疎開先はグンマ県である。吾妻郡の奥、長野原である。今は八ッ場ダムの予定地があったりする。前橋、高崎、伊勢崎、桐生、太田などの空襲と女史は無縁だ。グンマには中島飛行機があったので、米軍から滅茶苦茶狙われた。

女史は、普通の群馬県民がどん底にあった時、長野原の別荘で、読書して、程よく食べて、のんびりしていた。

長野原は高地なので寒くて、住民でもなければ通年いられないはずの場所だが、どんなにかお城の様な別荘だったのだろう。そこで老いての恋とかしていたのだと言うし、本当に外国人より異世界の人だ)

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