 ■アニメの氷菓を見終えました。えるを延々カメラで追った、圧巻のホームビデオみたいに思えて来ました。カメラを回している方は、「えるカワイイ!!」「えるちゃんこっちよ〜」という感じで熱く、映像を見せてもらうと「ああ今この子遊園地・・・?にいるのかな」という感じです。
里志と摩耶花、折木の内面にはシンクロするものを感じるのに。える=舞台の神山市の女神、天使、お姫様なんだろうから、普通の人にえるの内面は分からないのでしょう。前氷菓を見た時は、「折木、えるを幸せにするんだぞ〜」と思っていたのですが。
男雛が入須なのがいいと思います。折木は臨時の傘持ちです。里志・摩耶花から「似合わない」と言われまくるのは、「貴方は御令嬢・える様の傘持ちでさえ似合わないのだから、彼氏になろうとか止めて起きなさない」という老婆心なんでしょうか。
このまま折木がえるについて行っても、関谷純の二の舞の様な気がします。「ちょっとしたことでえる姫に泣き騒がれ、神山市にさえ居にくくなって、失踪しているうちに、親類一同から葬式を上げられてしまった」なんて、未来の折木の事にならないといいなと思います。
えるの本性は。天文部がチョコを盗んだと決めつけた時によく分かります。自分の「思い」=あるべき周囲の挙動であって、里志と摩耶花の曖昧な関係や、十文字事件のナイーブさをえるが知れば、当人達にとても不愉快な事になるでしょう。
折木が「俺は一生このお姫様のエゴのお世話をしたい」と思うのならいいのですが。もし折木の推理力が低下などしようものなら、即えるに飽きられ捨てられそうです。
■法学部がメインの学校に行っていた割に、試験対策以上の勉強をしていなかったのが惜しまれます。法学部の学舎には本屋や食堂、ちょっとした旅券発行のサービスなどあって、便利なので入り浸っていた気がします。
さて。
なんで日本ではどんな悪事をしても、全然許されるのかと思います。サクラ大戦ではないですが、懲役1000年とかないにせよ、大体悪い男達は「更生の余地がある」「証拠不十分」「そもそもそんな犯罪起きなかった」等で罪を問われず、最早不法地帯の様に思えます。
多分、平等のはき違えなんだろうなと思います。そもそも、男と女、親と子、雇用者と被雇用者、コーチと選手、教員と生徒など、パワーバランスが明らかにおかしい関係が沢山あります。
誰かが言っていましたが。道路で人を殴れば犯罪だけど、自分の妻や娘に暴力を振るっても、日本では許されるそうです。実際、そんな男達が今どうしていると言えば、「のうのうとしている」としか言えません。
日本の法律って、「弱いものを守るため」にあるのではなく、「とりあえず文章的におかしくない様に判決を出せば終わり」なんだろうなとニュースを見ると思います。
「行き場のない家庭内で父親に殺された・レイプされた」→「まあいいんじゃない?女児の妄想かも知れないっしょ」的なノリで終わる
「イジメられて学生が自殺した」→「いや、だって遊びだったしと加害者が言えば通り、学校・地域・司法・警察ぐるみで加害者をかばう」
そもそも対等じゃない人間関係の中の、暴力の被害を訴えているのに、「ニンゲンは平等!!ニンゲンって理性的な生き物だし!!それに今時のオンナって強いからさあ!!」みたいな法律のノリはなんとかならないのでしょうか。
日本には、まだ明治大正のテンションが濃厚にあります。鴎外だったか、日本は西洋の法律の形だけサッと取り入れ、中身も精神もないと言っていた気がします。
「女子供が暴力を振るわれた」くらいで、感情的になるのは司法にはふさわしくない事かもしれませんが。たまたま裁判官に選ばれた一般人に、グロすぎる物を見せる暇があったら他に出来そうな事があると思います。 -----------------------------7e32972430328 Content-Disposition: form-data; name="image"
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