 ■久々に、司馬遼太郎の街道をゆくを読むのを再開ました。いつの間にか文章中にJRという単語が出て来ました。
街道をゆくの初期の本だと、国鉄と書かれていました。たびたび、国鉄何々線というワードを目にするたびに一人で嬉しがっていました。新幹線開業で、東京に近くなった頃の東北について触れた巻を読みました。
実にいつもの司馬節でした。絶賛するものは絶賛し、褒めたくないものは褒めないと言う、ムラ社会そのものの、北関東の山奥では想像もつかない文章でした。
(大阪弁でアホと言われてもセーフかもしれないが、北関東で罵倒する言葉を言うと、本当にイラッとするだろうと思う 言語に遊びがない)
とっくに諦めたのですが。司馬遼太郎の二つの目に、グンマは一回も入らなかったんだなと思います。別に大したことしていないグンマですが、東北を絶賛してやまない文章、東京を愛でる様な文章、他新潟、北陸、関西、中部、中国、四国、九州、離島部などを舌でなめるように書いているのに、グンマは未来永劫スルーです。
■東北旅行から帰って来ました。津軽・ミヤギは今回寄りませんでしたが、山形・秋田・岩手というコースでした。メインは角館の桜でしたが、ちょっと早かったです。
山形、秋田、岩手とも、とても広い県で、それぞれ全域を一泊で楽しむのは無理だと思いました。山形では湯野浜温泉、秋田は角館。岩手はつなぎ温泉と、実にピンポイントの旅でした。
将棋好きの人、田沢湖に行きたい人、岩手の海の幸を楽しみたい人にはもっと日程が欲しい所でしょうが自分は楽しんできました。岩手の乳製品が美味しく、ホテルで牛乳とヨーグルトを楽しんだ朝がたまりませんでした。また岩手に来ようと思いました。
山形の湯野浜温泉には、電車が走っていたそうです。何となしにホテルの裏手に線路後の様な道路がありました。ホテルの近所の雑貨屋さんのおばあさんは「電車がなくなってお客が減った」と言っていましたが、確かに鶴岡市内からバスの便はあれど、「電車の路線がある」強みは取り戻せないかもしれません。
グンマの草津・伊香保にも電車があったと聞きます。可愛らしい電車だったそうですが、マイカーブームの勢いには負けてしまったのでしょう。吾妻線さえ若干やばいと聞きます。
信越線の横川〜軽井沢の様な、天候的・物理的・地理的にしんどいなら諦めもつきますが、春の湯野浜の様な穏やかな光景に路線は欲しかった気もします。それともやはり、豪雪の山形に「電車」は弱いのかもしれません。 -----------------------------7e3373142032c Content-Disposition: form-data; name="image"
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