■シンタローのマジックへの希望と言うかお願いは。17歳頃から既に「家族を大切にしてほしい」という、最早子供とは思えない公平な気持ちだったのに泣けます。
反抗期と言えば、もっとワガママなもんだと思いますが、シンタローは本当に周囲を大事にする人だったんだなと思います。だから、島でも自然に皆のアニキだったのでしょう。
シンタローの願いは「親父とは違う人生が生きたい」だった時期もあったのかもしれません。でも結果的にシンタローは総帥になっています。マジックの後継者になった上で、ガンマ団をマイナーチェンジして行こうと言う、複雑な選択をシンタローはしました。
グンマ、キンちゃん、コタローと実はマジックの周囲には青年が結構います。シンタローばかり頑張る必要はないのですが、ガンマ団と言うかマジックについてだけは、「俺しかいない」とシンタローは思っていたのかなと思います。
まるでシンタローは、暴力的な男と結婚してしまった真面目な女性の様です。気分的にはグンマ、キンちゃん、コタ達の保護者も兼ねているのでしょう。シンタローがかわいそう過ぎるのですが、高松でさえ「シンタローさんがいるから」と大体の策を練っています。(高松の場合どんなに年の功があろうとも、所詮団員なので立場が弱い。)
■作品は作品で単独の世界だと思うのですが、昔のジャンプの後ろの方のマンガみたいな展開を、丸呑みしている読者ってあったのでしょうか。まさかそのまま成人して、女学生の前で教壇に立っているなんて地獄でしょう。
今グンマで捜査中の事件の進展が、新聞等で読めるのですがなんでこういう頭になったのかなと思いました。しかも学校ぐるみで、先生の女子生徒へのわいせつ的行為を見逃していて、多分今回の事件もこの先生、徹底的に学校からかばわれるんだろうと思います。
(いじめっ子最大の味方は学校、会社、家庭など社会全般)
女性を誘拐だなんだは、ギリシャ神話じゃあるまいし、犯罪です。嘘だろと思って新聞を読んでたら、その前段で漫画のようなわいせつ行為を校内で頻繁にして、別に何の罪にも問われないでいたそうです。
なら〜と、ブレーキが壊れたんでしょうか。「女子更衣室をのぞく」「女生徒の服や下着を盗む」「盗撮」等、そういえば一昔前のマンガで平気であったなと思いました。
ああいうのはマンガだから成立するものであって。GS美神の横島忠夫や、らんまの八宝菜だったら「物語を動かす」という大義名分があるでしょうが(でも大体犯罪だが)
ああいう漫画的展開は、横島が美神から殴られたり、八宝斎が女性から相応の報いを受ける訳で。実際は「担任の先生に着替えを覗かれた」としても、女生徒は羞恥心と学校への不信感で黙ってしまうでしょう。
まさしく、今グンマで「あの先生は本当は真面目で〜」とか学校長が言っています。マンガなら、横島よろしく覗いた方は女性から血だらけにされているでしょうが、ここはただのグンマです。 |
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