 ■頭の中の小説を早目に形にしようと思います。和菓子ではないですが、水分がどんどん抜けて行ってしまう感じがあります。いざ書く時になるとますます目方が減っていくのを感じるので尚更です。
しかし少し今は休まないとちょっと辛いです。
■普通に仕事していました。デスクワークなのですが、接客、電話対応等も含んでの仕事です。ヒイヒイ言いながら仕事していました(※イメージ)。
マンガの氷菓で。えるが祖母から「疲れたとは言ってはいけない、周囲に仕事を押し付けたい様に思われるから もし疲れた時は、少し休みたいと言う様に」と言われた事を思い出す場面があります。
えるの祖母なので名家の老女なのでしょうし、何となく言いたい事も分かるような気がします。あくまで「自分がこうしたい」と言う目線で何か言うのならOKなのかなと思います。ですが「疲れた〜!!」「休みたい〜!!」は、言う人と状況で大差ないような気がします。
自分の祖母は見栄坊の忙しがりでした。中身のない忙しがしぶりを、子供の時分からなんかオカシイと彼女を見ながら思っていました。(母のやった家事にいちゃもんをつける、周囲に他人がいると無意味に気張り出すなど)ああはなるまいと思いつつ、さりとて「竹淵流」的なものはまだ見出していません。
■漱石のそれからに。代助が見合い結婚、もしくは不倫の継続という実にどうでもいい選択の最中にいる時、白百合をたくさん買い込んで部屋に飾る場面があります。
そんなキザな事をしでかす時、大体真面目じゃないのは明白です。白百合の香りで現実をシャットアウトし、幻想の中の三千代を迎えるつもりなのでしょう。
実際の三千代は既婚者ですし、病身で、平岡に文句もあろうかと思いますが、一応家庭人です。全ては完全に代助の思い上がりだろうと思いますが、なんとも魅力的な場面です。
漱石の小説って、そりゃアホだとか、家庭の崩壊だとか言いたくなる事も多いですが、飽きれるくらいたまにロマンチックです。そんなに家でイヤな事が多かったのでしょうか。
(白樺派や、谷崎、宮本百合子的なロマンチックではないと思う。白樺派らしいリッチな匂いもないし、谷崎みたいな欲望の固まりみたいな所も少ない。宮本百合子的なヒロイズムもあまりない。
例えるなら空調のいい美術館で絵を見る様な、気の利いた温泉地で後家さんの素っ裸を思わず見てしまうような、突拍子もないロマンチック。女性で言うと、乙女ドラマCDでピタッと好みの声と演技、シチュエーションに出会った時のような感じか) -----------------------------7e3412e2035a Content-Disposition: form-data; name="image"
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