■シンタローについて書きにくいなと思う時。多分自分が、「家族、兄弟の中で愛されない方の子」だからかなと思います。
マジックはPAPUWAでコタが落下した時、「仕方のない事故でコタローが落下事故に遭い、死んでしまった」状況を心のどこかで願ってしまったのだろうと思います。単純に、「シンちゃんとコタローのどちらを助けるか」なんて可愛い問題じゃないと思います。
シンちゃんには傷一つつけられても怒るけど、コタローがやむを得ない?事故で地面に叩きつけられて、割られたスイカの様になっても、マジックは「いい」と思ってしまうのだろうと思います。
グンマについても、大体そんなふうだろうと思います。コタローとグンマが父親に「愛されたい」と思うのは余りに不可能な願いであるし、シンタローの思う「家族」像は多分ある意味全然デタラメなもんじゃないかなと思います。少し前まで、本当に殺し合っていた人間の集まりがそんなに仲良くなるはずない気がします。
(マジックは自分の叔父、イトコも殺していると思う)
以下は竹淵のきょうだいの事です。三人兄弟です。
長女:竹淵
言葉を覚えた時から、仲の悪い父、母、祖父、祖母の、敵同士の様な悪口の言い合いを聞いて育つ。憎しみのカオス 誰が誰を罵ってるか分からないくらいのスクランブル
(父が、若かった母を無理にデキ婚させて家に連れて来て、何のフォローもしなかった。ケチで横暴な祖母には「ヨメを家事、農業等にこき使っていいから」と言ったそうだ。
妊娠中の母にそんなムリできるはずなく、怒り心頭の祖母、ゴタゴタから逃げる父。夫妻に愛はなく、父は見栄と労働力増加のためにデキ婚させ、母は授かった命のためにやむを得ず結婚したと聞いている)
本当に憎しみ合っている家族。実際愛はない。一応マジメに育つも、「アタシが頑張れば家族が幸せになる」とか、誤った思考を持つ そんなことなかった 敵は敵
次女
典型的な中間子 友人が多く明るい人生 適齢期に結婚し、二子を授かる 竹淵にはあてつけがましい時が多い父母も、この次女&マゴ達は溺愛 一家のアイドル家族
末っ子長男
お殿様。銀の匙をくわえて生まれ来たらしい。何をしても怒られず、父母祖父母から嫌味一つ言われず、未来の後継ぎ様として今でもってチヤホヤされる。
長女の竹淵も、よく考えればすずめちゃんじゃないが、家の財産?だの名誉だのがもしあるとするなら、全部彼に行くのだから、アホみたいに「家のためにアタシ頑張ろう」とか、「お父様もお母様も頑張っていらっしゃるのだわ」とか思わなくてよかったんだと思う
つくづく損したなあと思う。殿さまガエルみたいな末っ子長男と竹淵は年齢が離れていて、何となしに「彼こそが後継ぎ」という実感がなかった。私の家は、私が車に引かれて死んでも楽しく明るいだろうが、彼が何かで怪我でもすればお通夜状態だろう
私はそんな事も分からないで、「アタシお姉ちゃんだから」とか、「頑張ってお父様とお母様を喜ばせよう」とか結構本気で長い事考えていたのだろうと思う。
PAPUWAじゃないが、自分がスイカ割りのスイカになっても全然気にしない人達のために、「頑張るぞ〜」とか思わなくていいのだと思う。 |
|