■余りに暑いので早目に就寝しました。8時に布団に入って、眠りについたのは11時くらいだったと思います。日本一暑いと言われた館林を、先日サイクリング出来たのに、家に帰ると何もかもキツイという腑に落ちなさ。
■ジブリで一番好きなのは、猫の恩返しかもしれません。ほとんど唯一「両思いカップル」が存在しない映画です。いつもジブリを見ていて、「こんな完璧なヒロインに、見栄坊な彼氏は足手まといじゃないか」と思っていました。
ヒロインが完璧かどうかはさておき、例えばナウシカの心の闇にアスベルがついていけるかというと疑問です。
■コクリコ坂からを見ました。ヒロイン世代、親世代の友情のお話、さわやかな夫婦愛の話、そして未来あるヒロインカップルのお話、などとてもよかったです。
海と俊は戸籍上は兄弟なので、結婚は出来ないんじゃないかと思いますが、その後の事は分かりません。曖昧なままでもいいと思います。
海がトトロのサツキの様に、家事に励んでいる場面にちょっと切なくなりました。昔は赤ちゃんの世話などを、同い年くらいの兄弟が行う等ムリ無謀が普通だったのは知っていますが、ジブリの「小さいお母さん」的な描写はヒロインにむごいなと思っています。
ですが「海が頑張っている描写」と思い、何だかんだで妹も家事に参加しているし、母親も帰って来たしで段々落ち着いて見られました。海だって学生なのだから、部活に勉強に遊びに奔走するのが本業でしょう。365日「母親代行」なんて、酷です。
■久々に、太宰の斜陽を読みました。
何回か出てくる蛇の話は、何のイメージなのかなと思います。直治の「貴族じゃないんだ」というあがきが、悲しくも図々しく思えました。貴族じゃなくても、「お高い」男は多いです。直治がどうしようもないのは、貴族だからじゃなくて彼自身だから、ないし男だからではないかと思いました。
斜陽の語り手は、ヒロインですが。上述の直治の事に、結構ガーンと来ました。どんなにヒロインが母親に尽くしても、結局家の中のオイシイ事は男の子に行きます。財産、親の愛等は、全部姉を通り過ぎ、弟に流れていきます。
母ムスメで伊豆の山暮らしをしている姿は悪いもんじゃなく読めますが、結局姉とは寂しく報われないものなのだと思います。家や親の愛と金は、結局弟がむさぼり食うものです。
(竹淵は長女 実家のオイシイ部分は全部弟のものなのだといい加減今になって知った愚者) |
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