■やりがい搾取という言葉が市民権を得てしばらくになります。
自分の生を受けた家がブラックで、やりがい搾取で家父長制な家だったので、時代がやっとこっちを見てくれた様な気がしてなりません。
(自分のモヤモヤは、元農家に生まれたからというより、家族が私について、「周囲に自慢できる子か否か」とうるさく、無意味に働かせたり、近所の子とテストの点を争わせたりとアホな事を繰り返していた事による
父がサラリーマンなのに何故そんなに農作業に没頭するのか、全く理解出来なかった 要は田舎なので、意味がなくてもひたすら農作業をしていないとみっともない、全て祖父母と父の見栄のためだった)
さて自分は搾取される事の多い半生でしたが、今はいわゆるちゃんとした所に勤めています。女性も多く、昭和的なオカシサ・異常さも順次減っている職場です。
自分には上の世代に似ず、他人から搾取出来る様なセンスはなさそうです。
祖父母や父から、やりがい他を余りに搾取されていたので、悔しくて彼等の様な非道をクラスメイトの弱そうな女の子に企んだら、無論怒られました すみませんでした。
ならばと思って、祖父母や父が私に求める様な搾取行為を進んで学校の子達に提供したら、全く友情関係を築けませんでした。そりゃそうで、「宿題をやってあげる」とか「無暗に褒める」とか、挙句「頼まれてもいないのにその子の誕生日にケーキとか焼いちゃう」なんて、ホラーです。
祖父母と父を真似ても、人生面白くないなと大人になったら分かりました。結局、若い頃のトモダチ?は、「宿題をやってあげる」的な奴隷的関係が終わると他人になりました。彼女達の人生の本当に楽しい場面には、私は不要だったのでしょう。
別に自分からやりがい搾取に立候補しても、いい事はありません。逆に「竹淵さん、アタシの課題を手伝うって言ったよね?」とクラスの子の逆ギレされ、校庭のトイレでリンチされました。
自分からクラスの子と奴隷契約を結びに行った私は馬鹿でしたが(「課題手伝おうか?」とうっかり言った私はバカだったが、あくまで自分の課題なんだから手伝われなかったといって、トイレに複数人の子分を連れて弱者を呼び入れるのはアホだと思う)
自分には他人をいびる技量も、他人の感情や労力を搾取するセンスもない事にホッとします。世界中の人と、コンビニの店員と客くらいの、パブリックで薄い関係でありたいです。(家庭、学校と言う密室にはもう飽きた) |
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