■ウィードを読み終えました。以下、雑感です。勘違いも多いかもしれません。
銀が赤カブト戦以後全国を回っているって、そりゃリキ様が、秋田県内の問題の解決のために、北海道から鹿児島まで人員を集めてしまったから、戦後は銀が、クマなんて見た事もない九州のイヌ達のために、慰問ないし報恩の旅に出ざるを得ないよなと思いました。
・銀牙本編の時もそうだったが。
銀、ないしウィードの「才能が開花される」のが遅すぎる。幼児だった銀は兎も角、ウィードなんて50巻以上コミックスが続いた挙句の開花では、あまりに遅い。
結局、奥羽の総大将というのは、リキ→銀→ウィードと継がれるワケだが、余りに父子関係の描写が弱い。リキ様と銀の、一瞬の交錯みたいなものはまだキラキラしているが、銀とウィードが一緒にいたページの印象が薄い。
銀は、子供を持つ気が無かったのではないかと思う。赤目、ジョンを従えて、赤カブト戦以後全国を回っている暮らしで生涯を終える気だったのだろうと思う。桜が魅力的だったんだろうか。
ちょっと昔の父子関係なんて、地獄の一言に尽きる。田舎なら尚のことそうで、ジブリ的なおっとりした「お父さん」なんて絵空事だと思う。父親なんて、ジイサンバアサン、オカミサン、コドモタチを虐げるだけだと思う。
なんで日本の男がケッコンするのかと言えば。彼等は、三食作ってくれる、タダ働きのセックスワーカー兼介護職員が欲しいからだろうと思っている。そんな情けない男しか知らないのかと言われそうだが、知らない。
そんなで。銀牙本編における、リキ様の記憶喪失&小隊長ベンの存在があり。ウィードでも、銀の長期遠征&ウィードの名付け親GBの登場になるのかなと思う。
父親不在のまま話が進み。銀やウィードを育て上げるのは、周囲のイヌ達だったりする。しかし名義上、総大将の地位が父子相続されるので、なんか薄くなっていく「育ての親達」。
影が薄くなるならまだしも、失明させられるは(ベン)、悪質なリンチに遭って他界するは(ジョン)、劇中最長の苦痛を味わって泣きながら他界するとか(GB)。作者の、散華趣味とあいまって色々ヒドイ。 |
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