madeingermany

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...... 2019年09月20日 の日記 ......
■ 親代わり   [ NO. 2019092001-1 ]

■ウィードのGBではないですが。幼い主人公、誰かの助けが必要なキャラに対し、親代わりをつとめるキャラって、大体薄幸かもしれません。

人の子に全力投球できると言う事は、自身の子供がいない場合が多そうです。妹の学校の先生が独身で、生徒達に対し、「貴方達は私のコドモ」と言い、逆に気味悪がられていた事を思い出します。熱心で真面目過ぎる女性だったのかもしれません。

関係性はあくまでお互い、及び周囲とのものだから、オヤだコだと言うのは、戸籍上の者が絶対なのでしょう(そんなだから、義父に強姦される養女とか、続出するんだが オヤという立場の残虐さ)




頭のいい「親代わり」のキャラは、多分寡黙だろうと思います。GBも、時々は「ウィードは奥羽の総大将、銀の息子」「俺は名付け親」と威張る時もありましたが、最期にウィードを呼んでいた時は、恥も外聞もなく、本当に死に際だったんだと思います。

そんなGBを余所に。銀牙で語られるのは、リキ〜銀〜ウィード〜オリオン・・・の系譜です。リキと銀は親子でしたが、銀を男に育て上げたのは、ベン達だったと思います。ベンにはクロスと子供達がいるので、まだGBの様な寂しさはなかったです。

(ベンの強い姿をカケラも見る事がなかった剣、譲二は不幸だったと思う。譲二は兎も角、ベンに瓜二つの剣は、全くベンから何も受け継いでいないのが丸見えだった。ベンの事実上、精神上の息子は銀だった。)




そして。話の流れ上、架空の親を持ってしまった子達は、架空の親達を外部に誇る事が出来ません。ウィードは、抜刀牙をしなければいけないし、銀は奥羽の総大将を継がねばなりません。

GBが親の様に守ってくれた、ベンが自分を導いてくれたなど、あまり余所様に言うものではありません。リキ、銀と言う戸籍上のオヤがある以上は。

銀はそういう、オヤ至上主義のイヤミったらしさを感じていたのか、人間なら退職間際くらいまで、子供を持ちませんでした。晩婚とか言う話じゃない遅さです。




自分も、赤カブトみたいにコワイ親を持ち。勝手に自分の中で、ジョンや赤目、リキ様の様な自分を信じ、守って導いてくれる人をイメージして、今日まで戦って来ました。

自分の中にそんなものすごいイメージを飼うのは必要悪ですが、ちょっと疲れて想像力が落ちると途端に消え、また赤カブトに体をむさぼり食われる悪夢が始まります。

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