madeingermany

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...... 2019年09月28日 の日記 ......
■ るろ剣   [ NO. 2019092801-1 ]

■るろ剣のキネマ版、及び北海道編を読んでいました。

色々リアルタイムと変わったのかなと思いますが、斎藤は余り変わらない印象です。ものに感じやすい中学生時代を、るろ剣で乗り切った記憶があるので、いつキネマ版・北海道編を読もうかなとタイミングを見計らっていました。

薫についても、当時の「タヌキ小娘」な感じから、今は一人前の女として描かれています。剣心との男児である、剣路がいるのだからそうなのでしょうが、当時の「どこにでもいそうな」普通の女の子的な良さが好きでした。



剣心の再婚相手として、確固たる女としての地位を、薫は得ました。京都編プロローグ、剣心に置いて行かれた薫の姿がよかったので、なんか複雑です。そういう「家庭を築く」事にいまいち実感がなかっただろう、当時の和月先生と、黒碕先生と言うパートナーを得た先生は、別人だろうと思います。

剣心と剣路については、OVA星霜編が好きです。剣心と弥彦が分かり合ったり、剣術とは強さとはなんて突き詰めていくのは、他人同士だから出来る事も多かろうと思います。




星霜編の剣心は、薫を道場に置いたまま、自分は全国を人助けに旅してしまいます。流浪人と夫・父親として、出来ない二束のわらじを履いた剣心に、剣路は反感を覚えています。弥彦は剣心に助けられた事もあり、ああいう気性の子だから、周囲の人を悪く思う事も少なそうです。

そこがキネマ版・北海道編の甘さと言うか。もう「オンナに関わった癖に、自分の過去にせいにして、捨てていく薄情な剣心」なんて、先生は書けないと思います。由美さんの死の描写、巴さんの最期についても、当時先生が結婚していたら書かなかった・書けなかったと思います。

奥様を目の前にして、「オンナを斬る」剣心は書けないでしょう。まして「妻とコドモを悲しませる」剣心も書けないと思います。剣心の生き方を思うと、星霜編が最もいいと自分は思っています。今後、黒碕先生とのパートナー関係がある以上、剣心はパパ☆夫☆であり、剣路も比古の所へ籠もったりはしないでしょう。

るろ剣はマイルドになりました。

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