■コミケへご参加の方、お疲れ様でした。これからご参加の方、お気をつけてお出かけください。海風が強く、気温はそんな低くないはずなのに、えらく寒いです。
■ピアノの森を読んでいます。阿字野先生は「カイを世界に送り出して、森の端と縁を切らせてやりたい」、森の端の悪い人達は、「カイがピアノで稼ぐようになって、カネをむしり取れるなら尚いい」、と阿字野先生は悪い人達のために、カイを太らせてしまっている?向きもあります。
カイはレイちゃん達の心配もしながら、「阿字野の手を治して、再デビューさせたい」と思っています。本人の了承は?という展開ですが、阿字野先生に再デビューの事を早い段階で言ってしまうと、相手にされなさそうな気もします。ムズカシイ。
■先日都内に向かいながら、高崎で下車して、安中の磯部温泉に寄りました。日帰り温泉と、砂塩風呂を楽しみました。全部忘れる〜と思いながら、温まりましたが、自分の場合本当に忘れるか、たまにイヤな事をハッと思い出して、胸中で転げまわる事があります。
イヤな事を忘れさせてくれるのが温泉なのだから、全部ぬくもりに委ねて、何もかも忘れるのが正解な楽しみ方なのかなと思います。
■アンシリーズの、アンの友達まで読みました。アンの友達が、今まで読んだシリーズの中で一番よかったです。赤毛のアンはあまりに楽観的と言うか、皮肉めいた所が少なかった気がします。英語圏の小説だと、皮肉やイヤミが効いているものの方が面白いなと思います。
どちらかというと素直で無害な描写が多いなか、アンの友達に至ると、急激に辛辣になります。多分、本来のモンゴメリの舌鋒は決して弱いものじゃないだろうと思います。
それにしても。「一度プロポーズを断ってしまった女性が、再度の熱い求婚を受けてハッピーエンド」という話が多い気がします。喪失と再獲得の話は魅力的ですが、既にアンとギルバートがそうなので、繰り返しが多い気がしました。 |
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