■あみちゃんと自分の、ゆるぎない共通点かもしれないのは、男性保護者キャラ大好きな点なんだろうなと思います。(正当な父親ではなく、兄とか義父とか先生とかの男性キャラ)
南国は話の流れなら、シンタローがマジックを殺します。でもあみちゃんはマジックに甘いし、シンタローにもそんなことさせられないから、なぜか無関係のキンちゃんがルーザー様を殺しています。
男だろシンタローと思いますが、描いているあみちゃんが女性です。女性は基本的に戦いません。エディプスコンプレックスより、エレクトラコンプレックスに支配されそうなのが女性、細かく言うと娘というものなのかもしれません。
あみちゃんの描いた男性キャラに感じる、基本的な違和感はその辺なんだろうなと思います。完全に男性ではなく、どこか女性的です。逆に心身ともに「女性」キャラだと、今度は「結婚願望」等の違う欲望が頭をもたげるのでちょっと面倒になりそうです。
ピアノの森でも、あまり父親は出てきません。雨宮パパにはその上のパパがいなくて、出てくるのは修平のお祖母ちゃんです。雨宮パパは大きな意味で言えば、息子キャラになります。阿字野も父親については描かれず、優しそうなママの描写だけあります、
ピアノの森の男たちというと、「レイちゃんの客」的な男たちが冒頭でガッと出てくるのでえぐいです。えぐい分、本当にえぐい「父親」がいないのがいいなと思います。レフの父親、パン・ウェイの義父、誉子ちゃんのパパはえぐいですが、カイには父親がいません。阿字野も、カイを応援すれど父親ではありません。
父親いらないやん、と思ってしまいます。(あみちゃんのマンガでも、厳密にはキャラ達には父親がいない。マジックは恋人気分だし、ルーザー様は分身みたいな存在だし、ライオンパパは家にいない)
■「模型とか趣味のものとか、大事なものを妻に断捨離された」夫の話なんてのを聞きますが。
多分奥様はご主人のパンツ、歯ブラシ、靴下等を日常的に管理されているはずで。その流れで、汚かったり、古かったりする、価値が意味不明なものを捨てるのは、あり得ると思います。だっていつもそうしているから。急にあれは俺の大事なもの!!とか言われても、ゴミはゴミです。
実家が父の買い集めたゴミで、母がいなかったらゴミ屋敷寸前です。結婚当初から、母にうまいものも食わせず、汚いゴミを買い集めていた男なので、認知ではありません。むしろ昔から若年性認知です。
娘としては、全部捨てて母さんと思います。趣味人としては、「家人に迷惑をかけるような趣味は、あかん」と思います。父に自分が軍配を上げることはありません。捨ててよしと思います。 |
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