madeingermany

[PREV] [NEXT]
...... 2020年04月21日 の日記 ......
■ モスクワ   [ NO. 2020042101-1 ]

■国境は別れの顔、を見ました。以下雑感です。


・国境警備隊に、「目隠しはいらない」と叫ぶ次元にキュンとする。かっこいい!とかでなくて、次元のかっこつけの極みを見た気がする いい次元の描写は沢山あるけど、あれはよかった

あのまま、「妻を逃がして撃たれて死んだ夫」のまま、次元は他界してしまっても多分悔いなかったのかもしれない。



モニカも、女の武器で次元を完全にコントロールしていた 次元もモニカを疑いながら、貸し借りの関係を維持しながら、次第に深みにはまっていったんだと思う 寝ている次元にキスをしたモニカは、完全に次元の心を奪っていた

次元の場合、何をして満足するのか?何が好きなのか?等非常に分かりにくいキャラだと思う かっこいいまま死にたいとか、本気で思っていそう 原作新ルパンの最終回で、あれこれ自分の願いを言い出す一味の中、次元は何も言わなかった



そんな次元が、自分を縛って撃とうとした警備隊に、目隠しはいらないと叫んだのは。さんざんモニカに操られたことを自覚していて、でも自分は全てを見極めて、理解したうえで死ぬのだと思ったからなのかなと思う

ここまで次元を虜にして。何故最後観覧車でモニカは次元に銃口を突き付けたろうと思う。あの時の次元なら、パワーで当たらなくても、女らしい甘い言葉と弱々しい態度に出られればダイヤを渡した上に、無事彼女を解放したと思う




彼女は、国境を超えた後次元と行動を共にする気はなかったんだと思う。次元が本気になって彼女とのオーストリアでのデートに来たら、半分くらいは面倒臭いと思ったんだろう いつまでもイワノフ夫妻ごっこはしたくなかったモニカ

次元の甘い夢は、次元が偽造パスポートを撃ち抜くまで続いていたんだろうか 夢は夢、裏切りは裏切りとして、女を愛せない次元はルパンが羨ましいという

ところで

話の中心にあったダイヤは、本当は誰のものなんだろうと思う 彼女の私物というより、ソ連国有のものだったんだろうか あまりにも高価だし 次元は彼女にダイヤを「返した」のではなく、文字通り「くれてやった」のかなと思う

ダイヤを「くれてやった」事で怒りを清算しようとする次元と。ダイヤでも絵画でも、「君にあげるよ」と別れていく女性に贈れるルパン 確かにルパンの方が羨ましい心の動きなのかもしれない 次元好き

...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: