 ■原作ルパン、新ルを読んでみての感想です。勘違いも多いと思います、すみません。
・五ェ門は別人 アニメの五ェ門の女性への態度のオーバーな部分はない 時間が経つと原ゴエがアニゴエになる、というわけではない アニゴエが近年可愛いポジションを得たのに対し、原ゴエは「お兄ちゃん」味が強いような気がする
・不二子も別人 いや、彼女は原作、アニメ各シリーズにおいて適度な姿勢を保っているだけで、本質的には同じなのかもしれない
一期後半の、「ルパンにベタ惚れで、ルパンに対して結婚願望さえ隠さない、ショートボブの不二子」は原作、アニメどこでも継承していない気がした 一期後半の尽くすタイプの不二子ちゃんは、少しかわいそうだった
原作の不二子も、ヌード要因と言うだけではなく、シリアス、ギャグ両方の時でも、強姦される絵が多くて困った モブキャラもルパンに強姦されるためだけに登場するようなものだし、読んでいて困った
「セックスは女性も楽しんでいる」という主張も見られるが、あんなマンガ的に痛そうな行為、繊細にできている女性の体には痛いだけでは(いやマンガだから、と書いている人は言うのだろうか)
・次元はあんまり変わらない
・ルパンは、正直どうとらえていいか考え中
原ル当初の、極悪非道路線は徐々に薄らいだけど、本質的には原作ルパンは残忍なのだと思う。ルパンの本質は挑戦だと先生はいうけど、自殺行為に限りなく近い 破滅的人間
不二子にも常時残忍極まりないし 次元と五ェ門には結構高圧的だし(アニメの様に声でセリフが読めない分、「バカ」は「バカ」にしか読めない!)
ルパンは宮崎マジック以降のルパンで、爆発的な支持が出たと言われる 例えば大菩薩峠の竜之助が、ずっと冷酷で残忍であったり、源氏物語の源氏・匂宮・薫が最後まで、女たらしで強欲なままだったこととは違う
(大菩薩峠、源氏物語は異様に長い キャラも多様だが小説故に書き手の「語り口」の面白さが命だったのでは ルパンの場合マンガなので、どうしても「どんなキャラ?」が大事になるのでは)
優しくて清らかなルパンが、この世のどこかに存在する |
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