madeingermany

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...... 2020年09月10日 の日記 ......
■ 重陽の   [ NO. 2020091001-1 ]

■アニメの落語心中を見ています。みよ吉が怖いです。なんで助六を刺したのか結局分かりません。泣いて小夏に謝るけれど、散々彼女は小夏を邪魔にし、嫌っていました。小夏も、割と本気で死んじゃえと言っています。

あの四国での三人暮らしは、絵に描いたような地獄だった気がします。落語しか出来ない人と、落語が嫌いな女と、落語と父が大好きな娘。

師匠はみよ吉の幽霊を見て、心筋梗塞を起こします。好きだった女性を見ての反応とはとても思えません。師匠が小夏と男女の間柄だったとしても、かなり異常な反応に思えます。

作者はみよ吉の「美しい女体」を媒介にして、多くのキャラとの関係性を描こうとしていますが、中心にいるみよ吉には魂がなく、怪異な存在になっていった気がします。


■竹渕の父の口癖?が「当たり前」でした。別にいい意味ではなくて。



・子供が家事や畑仕事を手伝うのは当たり前(ありがとうとかいう気持ちが親子双方にない)
・学校で嫌な思いをするのは当たり前(つまり親が子供の力になる気がない)

・親は懸命に子供のために、骨身を惜しんで働くので、小遣いなんか子供に与えないのが当たり前(おかげでクラスメイトとの付き合いに支障が出ていじめられた)

・親は子供より偉い、男は女より偉いのが当たり前
・親孝行と言うか、親のためにあれこれ我慢するのは当たり前(本当に女子供をいつくしむ気がない男はいる)


単に語彙の少ない人の言いようだろうと思います。別に家の事をしたり、親を重んじるのはやぶさかでなくても、なんかこう、だまされた感じと言うか、まあ国語力の低い世界だと思っていました。

結局語彙も国語力も、垣間見ることなく今日にいたります。腹の立つ時は、「そっか、私立の大学、しかも金のかかる京都市で4年間一人暮らしさせてもらったことも、親として当然の行為なのだから、ありがとうとか思わないでおこう」という結論に至ります。



相手にもう少し語彙と言うか、説明しようとする気があったならこんな事思わないでしょう。しかし思考や気持ちは、つまり言葉です。人間、感情にも一個一個名前がついているものです。

気持ちがなければ言葉は出てこないし、言葉が出てこないのなら、腹の中もそんなものでしょう。こっちも言葉を惜しむばかりです。



■先日は重陽の節句でした。特に何もしていませんが、星矢の瞬の誕生日でした。同時に劇中のハーデスの誕生日でもあります。

神様に誕生日はないだろうと思いますが、現世にパンドラのお母さんの体を借りて出て来た日なのだそうです。あくまで現世に出て来たというだけで、すぐ冥界に下りて行ったのかなと思います。


冥王ハーデス十二宮編が好きでした。アニメになった頃はまだファンロードが刊行されていました。ものすごく絵のうまい方がレポを描かれていました。その方の好きなキャラは辰巳でした。

キラキラしい戦士達より前に、辰巳の名が出てくるとは通は違うのだと思いました。でもあのファンタジーの世界において、光政や沙織のために竹刀一本でやってくるあたり、まさしく漢だったのでしょう。星矢、大好きでした。

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