■先に気楽なことを書こうと思いましたが。JR東とJR西の赤字額を新聞で知ったら、言葉が出てきませんでした。民営化以来初めての赤字だそうです。
鉄以外に観光、ホテル等で収支の折り合いを付けていた面も、えらいことになったのが数字で分かりました。とりあえず、去年の台風でやられた北陸新幹線の車両は作り直すらしいです。
■旅行の本を読みました。「作家の愛したホテル」というタイトルだったので、ああ逗子かな修善寺かなと適当に妄想していたら。
「この本を書いた作家が泊まったホテルの感想」でした。そんなら「何々先生御用達!!ホテル一覧!!」とかタイトルにすればいいのにと思いました。
そんな突っ込みが不要なほど、美しい写真とボリューム、北米・ヨーロッパ・アジア・アフリカと、様々な場所の紀行文を読めたのは有難かったです。
どんな旅行ガイドブックを読んでもおいそれと行けない今、「キー悔しい」と思うか、「ああ行った気になれた」と思うか、自分の小さな賭けでした。以下、若干の感想です。
・「大人の男の旅」「男のホテル」「男の夜」「男の癒し」「男の楽しみ」などのフレーズ(※ニュアンス)があって、わずらわしかった 「男の知性」とか言い出した時には(略)
・読んでいると、「女子供の読むもんじゃない」「女子供には出来ない・似つかわしくない旅」「女子供のためになんか書いていない」「いい女とお気軽にセックスしたい」等、ムッとする述懐?が多い
・日経系の連載だったから、年配の男性読者を大事にした、ないし作家のカラーなんだろうが、随分と女子供を小馬鹿にしたもんだと思う。確かに、女子供がバーやギャンブル、ゴルフ等はあまりしないかもしれない(ゴルフ以外子供には向かない)
(男女問わず)ゴルフ等したくないからしない、したいからする、泊まりたいホテルがあるから旅立つ、旅行する予定がないからしない、なんだっていいと思う。女が一人でスペインやフランスに行って何が悪いと思う 貴方がバルセロナをすげえと思うように、私もバルセロナを楽しんだ そこに性差があるというのか
男のナンチャラと言うフレーズ自体に苦情を言う気はない。ただ、そんな小綺麗なホテル、何故女が行くともったないような事を言うんだと思う
書いた作家さんは今70歳で、この本を書いたのは60歳前くらいになる ああとしか思えなかった 21世紀にしてはと思ったが、そういう事を平気で言う男はいる
大変いい本だったのだが、若干難癖をつけていいならその辺だった でも大体の「大人の男の作家」的な物を読むと、「女はバカ」「子供ウザイ」的な価値観のにおいがする いい本に出会えた〜と思って数項読んで、「読者としてアタシ(竹渕)はお呼びじゃないのね」と絶望する
これはコロナ前でもコロナ後でも同じだと思う |
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