■すげえと思ったのが。30過ぎた子供に親が、「もう世話してあげない 勝手にしろ」と言うのが威嚇、子供への見下しになると思っている親がいるらしいことです。
子供が、漱石のそれからの代助だったら完全にアウトでしょう。代助じゃなかったら、「やっと解放された」と思うかもしれません。成人した後の親からの助言って、時代や経済が変わっていて役に立たないどころか、かえって苦しめる種類のものもあります。
そういう子供を痛めつける種類の親がいう「世話」って、そんなレベルかもしれません。
■落語心中で好きなキャラは与太です。以下雑感です。
・与太はほとんど唯一、みよ吉に関係ないキャラ。みよ吉は、与太の妻の母なんだが生前会っていないし、小夏も母の話をしなそう
・そうなると、劇中で与太がどうなるかと言うと。
・みよ吉絶賛会に加われない ・みよ吉被害者の会に加われない ・結局、劇中の大きな流れからハブにされる ・与太、あんなに頑張っているのに
与太と樋口は仲いいようで、全然距離が縮まらない関係なんだろうと思います。落語キライ・アンチ落語だったみよ吉と、落語愛の与太は出会ってはいけない関係だろうと思います。
・与太、八雲と出会う 八雲、過去を語る、萬月師匠や小夏の頑張りで落語界復活、でいいんじゃないかと思います そこにみよ吉と言うストームが起き、みんなおかしくなっていきます。
落語心中で最後までゾッとさせたのは。
先代八雲、先代のおかみさん、松田さん、菊、助六、小夏で花見をする絵がある事です。
みよ吉は先代の内緒の愛人、みよ吉は菊のおさがりでもらった愛人、みよ吉は助六と夫婦、おかみさんも馬鹿でなし、みよ吉を弟子の妻としてあっさり認めるはずないでしょう
菊が四国で「みんなで東京に住もう」と言い出した時は、菊は余程寂しいんだなと思いましたが、公式の狂気
亡くなった師匠が天国の少し前の空間にいる回もありますが。「売春しないみよ吉」「ややまともな夫婦の助六達」「中学生みたいな関係の菊とみよ吉」など、ありえない絵が続きます。全部「あの世の真実」ではなく、師匠の夢だったのでしょう
みよ吉は落語キライ、子供キライ、主婦業キライ、な人でしたから 地味に純喫茶で働くくらいなら(略) |
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