■一気に朝夕冷え込むようになりました。嘘じゃんと言われそうですが、グンマの山沿いでは11月に雪が降ります。冬期の通行止めも間近です。例年ならスキーや雪見温泉で盛り上がるグンマですが、今年は静かな冬になりそうです。
■落語心中が何の話かというと。おそらく、落語の盛衰についてなんじゃないかなと思います。回想場面ですが戦争がはじまり落語が出来なくなり、戦後は新しい娯楽が増え、それでも落語は愛されるという流れなのかなと。このお話の、その部分が好きです。ですが。
・ヒロイン?のみよ吉は落語キライ アンチ落語
・というか面倒臭い事・生真面目な事キライ
・芸とか仕事より、男が自分を見ていないとイヤ
・お栄さんちから盗んだ金を返さない
・幼児の小夏の面倒を見ない
・ほぼ売春しか勤労の方法を選ばない
・真面目だったかもしれない十代でも、お妾さんだった
(事情もあったと思うが 多分樋口のパパの金がらみで何かあって四国から出て行ったのでは お栄さんちの時みたいに みよ吉を「だました」のは樋口パパか)
落語という題材と、ヒロイン?であるみよ吉が、水と油です。いっそみよ吉が、菊に落語を精進させるために身を引くと言う展開なら納得できたのですが。
落語キライ、この一点で別にみよ吉がこのお話の女神様ではないんだと思います。師匠は落語を捨てて、みよ吉と不毛な生活に雪崩れ込めば、みよ吉が死ななかったと思っているのかもしれません。
それじゃあ、小夏も与太郎も困るだろと。
なら落語心中の、生真面目なキャラ達を見ようと思うと。
・後半やたらキャラが増える。増え切ったキャラの旗振りに、樋口がいる 樋口に従わないと登場さえできない
・信ちゃん、与太郎、小夏、小雪のほほえましい家族が見たいなと思っても、容赦なく「小夏と師匠は出来ていた」「信ちゃんの親父は師匠」「俺と小夏は兄妹」と、知りたくない情報がガッと出てくる
・そういうドロドロを楽しむ作品なのかもしれないが。よく考えるとCV遊佐さんの萬月師匠見たさにアニメを見だした自分が考えなしだったのだろう
・樋口さえ静かにしていたら、なんでもない師匠一家の日常が追えたのかもしれない。読者も視聴者も、「ほのめかし」で十分事の真相を勘ぐれる人ばかりだと思うんだ
・結局、キャラも話も山場も多すぎて、何がメインなのか分からなくなる。与太一家がメインじゃないのだけは分かる 与太かわいそう
渡鬼でいうと、幸楽のラーメン屋が6〜7件並んで横町と化しているくらい騒々しく、賑やかで、かつ「同じような」空気になってしまった気がする 落語界の盛衰を描きたいとかけて、「男×男、男×女のドロドロ」ダイスキと言う感じがする
みよ吉がヒロインだというのなら、せめて亀屋での死亡事故についてだけでもハッキリさせてほしかった ハッキリさせたくないのなら、いつまでも引っ掻き回さないでほしかった 本当の事が分からないのに、感情移入は難しい 本心の分からないキャラ達の演舞になってしまう |
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