■おれは直角を読みました。昔アニメで見て、そういえばどんな話だっけと思っていました。アニメは坂本千夏さん、田中真弓さんと豪華声優さんが大勢出ていました。
千夏さん、真弓さんの明るく可愛い演技。基本ギャグな展開。直角の両親や友達たちの優しさばかりアニメでは印象に残っていましたが。照正の話を思うと、相当デリケートで解決困難なテーマだったのかなと思います。
なんで照正のおじいさんまで、彼を馬鹿だと言うのか。おじいさんだから、心配のあまりに言うのか。確かに照正は唯一の肉親であるおじいさんの前でも、ギクシャクしています。なんで照正の周囲は、直角の家族達のような温かみや明るさがないんだろうと思います。
よく分かりませんが、多分照正の周囲の場合、公私のバランスにおいて、公が大きすぎるのでは。直角の場合、両親が思いっきり「私」です。
照正の場合、母親は「後継ぎを生まねば」というストレス過多だったろうし、父親は（以下略）。そういう場合、乳母や乳兄弟が付くのですが、どうも照正のオヤジさんがスパルタのために、そういう面も根こそぎ奪ったのでしょう。
■よく分からないのですが。
ミステリーとか謎解きって、中心の、例えば折木達はあまり変化がなくて、グルグル話が動いているのは女帝冬美さん達の事情だけ、というのが王道のような気がします。
それでいて、確実に冬美さんは折木の内面をグラグラと揺らしているし。ミステリー作品と、その登場人物たちの成長、変化って興味深いと思います。
マープルおばさんは、当初意地悪そうなお婆さんだったのが、最後には復讐の女神と呼ばれています。復讐と聞くとおどろおどろしいですが、義憤という意味らしいので、それならコナンにも通じる感覚に思えます。
コナンも、ある意味全くの他人様の事情、人間関係に食い込んできますが、そういう衝動を呼んでネメシスと言うのかもしれません。
カミヨミも、ジャンルで言うとミステリーなのだそうです。天馬のまっすぐな性格は、確かに他人様の事情に頭を突っ込んでいく事に意味を持たせると思います。天馬のママも、トラブルがあって動く性質のお仕事のようです。（仕事の内容によっては平時が一番忙しいとうのもあるし）
ちょっと前の、高松にそっくりな高松さんが出て来たお話もありますし。あみちゃんのワールドって結構可能性に満ちていたんだろうと思います。PAPUWAも最後までキッチリ誰かと組んで書き上げていれば、南国からの宿題的なものも解けたんじゃないかなと思いました。Content-Disposition: form-data; name="image"
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