madeingermany

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...... 2020年12月23日 の日記 ......
■ 心の沈静中   [ NO. 2020122301-1 ]

■荷風の日記だと思うのですが。

戦時中、日本が大変だった時。荷風はお金持ちなので、贅沢品に敏感でした。蒔絵の煙草入れだの、沢山の本だの、ドイツパンだのなんだの、荷風=贅沢です。

皆の生活が苦しくなるなか。政治家だか軍人さんだかの、奥さんお嬢さんは高い呉服を好きなように買っていた、という記載があります。荷風もいい加減贅沢ですが、上には上がいたと言うか、高いお召し物他さらなる贅沢品がある所には、いつだってあるお話。



戦地でも。兵隊が欧米軍ではありえない生活をしている中、お偉いさんはお刺身を食い、芸者さんをはべらせていたと言います。(林芙美子や、野上弥生子の小説を読むと、いわゆる「戦時中」のイメージが相当揺らぐ)

令和の世でも。政治家は集まってお話してステーキを食い、庶民はひたすら「日本の精神」が頼りとか上に言われながら小さくなって暮らすのです。




■別に何も周囲に起きていないのですが。

いつものこの時期だと、「コミケ前だから」と妙に浮かれていました。ホテルの予約や、新幹線の切符を買うなどは、ほぼ当選と同時にしていました。

十数年浮かれ騒いでいた習慣を、一気にやめているので動揺も激しいです。それでも夏は、そもそもオリンピック関連で「大型イベントは無理だろう」という覚悟もありました。

秋になり冬になり。一向にコロナは収まりません。イベント参加のついでと言い、鳥取や博多まで遠出したこともあります。インテ後、最終の山陽新幹線で博多まで飛んで行ったこともあります。




グンマで生まれ、グンマで死ぬ身だろうと思うので、こんな空虚な思いで苦しめられるなら、どんなに嫌な思いをしても、散々自分をイジメてくれた昔の同級生の男女に、「殺すまで私をイジメて下さい、寂しいよりマシです」と頭を下げまくるべきだったのでしょう。

狭い世界なので、「付き合ってくれる人」は希少というか皆無でも、「かなえたい夢」なら無限でした。九州や中国の電車に乗りたい、自分の本を誰かに読んでほしい、他の方の本も読んでみたい、など、「人間の形」をしてないものに夢と希望を感じて今まで何とかやって来ました。

そろそろ限界だなあと思いながら、何か月か生きています。多分、どんなに下品でも卑怯でも、野心だの夢だのあるうちは、倒れなさそうです。とりあえずコロナ禍後は、真っ先に北海道に行こうと思います。

真っ先に北陸本線に乗って
真っ先に山陰本線に乗って
真っ先に只見線に、九州の路線に、(以下沢山)Content-Disposition: form-data; name="image"


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