■クリスマスと言えば。くり子ちゃんとウマ子ちゃんの邂逅です。働く女、努力する女、恋する女、カッコよく可愛い女性達の戦う日でした。
くり子ちゃんが愛するのはパプワ。ウマ子ちゃんが愛するのはリキッド、そのうちアラシヤマです。リキッドを目立たせるための、ウマ子ちゃんの投入だったとしても、そういえばシンタローに彼女らしい子はいませんでした。
初期の南国だと、シンタローも異性に関心、的な絵もありましたが。パプワはともかく、リキッドはウマ子ちゃんへの殴る蹴る、悪口を言う、無視するバカにする、などで相当(以下略)。ウマ子ちゃんが出来た子なだけに、PAPUWAのよく分からん部分です。
その分、恋愛に免疫の薄いアラシヤマの方が、地の人間性を存分に見せてくれたPAPUWA。アラシヤマはシンタローがらみがなければ、普通の美男子、普通の青年、普通のアサシンだったんだなと思います。
(※北関東人を田舎呼ばわりする感じはアウトだが、ただしマーカーの教えもあるのでいつものアラシヤマなら言わないのでは)
あみちゃんのマンガって、多分あみちゃんがあんまり重きを置いていない方の部分が美味しかったと思います。セーラムーンはキャラも作者もド金持ち、作品に中流以下の庶民が出てこないという有名な話がありますが、あみちゃんの世界にも同じような傾向があります。
・男キャラが
・知的エリート 大体紳士 茶化したように変態の男(ドクター高松、他)もいるが、仮装性の変態であり、本当の変態はもっとヘンタイ
あみちゃんが嬉しそうに、変態変態書いていたが、本当のヘンタイはあんなんじゃないと思う。あみちゃんの周囲の男達は、本当に常識のある偏差値の高い男しかいないんだなと思う
ならあみちゃんも、理系偏差値の高い、高収入の貴顕紳士と家族になったかというと、そうは聞かない。多分、パパ上みたいな頭のいい人に慣れ過ぎていて、そういう男がどれくらい貴重で得難いものなのか、分からなかったのかもしれない
同時に女性キャラも。いわゆる普通の金の苦労ばかりの奥さんとかは、あみちゃんは知らないだろうと思う。知的エリート男性の家族の周囲に、わずかなパート収入で何とか食べつないでいる女性はいないだろうし。
田舎じゃ家土地があっても売れないし、税金がかかる上に、上の世代が「おらがちの土地」とか固執しまくるので、本当に不動産も先祖がらみの何かも邪魔なだけ。(それらの維持が田舎の人間関係の「信用」なので捨てきれない)
あみちゃんの周囲の男女の大人たちは、家名も動産不動産も地位も才能もある、素晴らしい人達だったんだと思う。マンガににじみ出ている。しかしにじみ出ているだけで、それがどれくらい希少価値のあるものかのかは描かれない。 |
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