 ■ふと
日本物の児童文学のねっとり感が頭にあったのか。
(結局、子供の読んじゃいけない本は、児童文学の棚にはないのか)
ムーミン達の事がよく分かりませんでした。労働も勉学も無縁なムーミン達です。日本の本のように、
・絶対に、みんなと仲良くしましょう ・自殺したいくらいいじめられても、笑って許すのです ・目立ってはいけません 世間様(男性全般の価値観)が憲法です
・どんな毒親でも、親は親 父親に襲われても誰にも言ってはいけません 襲ったのはお父様なりの愛情です。ママが貴方の惨状を見て見ぬふりするのも、偉大なる母の愛です。「あんたがいるから離婚できない」というのは、聖書のごとき愛のメッセージです
・先生は神様です 生き神様です ・校長も神様です お尻を触られても騒いではいけません ・先輩も神様です 逆らってはいけません
等は教えないんだなと思いました。
なんでムーミンのキャラ達は、みんな他人同士の様で家族の様でもあるのだろうと思いました。グンマの田舎じゃ、みんな「誰かの孫 誰かの嫁 あの田畑の人」であって、永遠のにらみ合いが続きます(五人組体制がまだ健在)ねっとりしているけど、冷淡
ムーミン達みたいな、降ってわいた関係あるわけないじゃんと思いました。(フローレンはムーミンが旅の途中で拾って来た ママはパパの所に海流で流されてきた)
でも
そういえば、例えば親子関係も本来そんなかりそめのようなものだったのかなと思います。仏教的な考えを思い出します(仏教は完全男尊女卑なので苦手)
自分の父親はニョロニョロみたいに正体のないものなのかもしれないし。または「うるさいだけ」のヘムレンみたいなものかもしれないし。またはあんまり愛されないフィリフヨンカなのかもしれないし。
グンマの田舎、そしてさらに限定的で永劫的な人間関係も、もしかしたら何度となく洪水や彗星、火山に襲われるムーミン谷と同じなのかもしれません。転変的というか。
とりあえず。今後は食べて寝てうつらうつらするという事に、引け目を感じないだろうと思います。
(昔よく、おやつ食べたり、ゴロゴロしていいると、祖父母に叱られた。とかく働かされた。外孫にはバカ可愛がりするが、私は母につぐ奴隷二号だった 父は祖父母に搾取される妻子の事には構いつけなかった あれは人間ではない) |
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