 ■マイカーがそろそろ高齢になってきているのですが。案外どうにか走っています。以前買った車は、全部父のアドバイスないし指示で買ったものでした。
次回はぜひ自分で学習した結果、選んで買おうと思い、あちこちのパンフレット等をもらい歩き、読んでいます。実際は「買う・乗る・慣れる」以外ないんだろうなと思いますが。
ふと
こんなに新しいパートナー探しに熱心になっている竹淵を見て、今のマイカーが怒るんじゃないかと思いました。俺ないしアタシは、もうアンタに要らないんだね?と車の怒ったような顔と声が浮かんできました。
無論そんなはずはなく。あの辛い時、あの悔しかった時、あの幸せだったかもしれない時、全部を共にした今のマイカーが大事じゃないはずありません。
ただし永遠には一緒にいられないので、お別れせざるを得ない時が来た時、喪に服す時間はないので、予習は必要になります。一緒にいて13年目なので、多分こちらの言葉を理解しているんじゃないかと思っています。
(音声ガイド等ではなくて。なんかこう、ルパンが上機嫌でフィアット等をぶっ飛ばす気分が初めて分かったと言うか。車って愛せるんだなと教えてくれたと言うか、これがフィアットじゃなくても、私はこれを愛していたと分かった)
■サンソン回想録を読んでいます。秋ごろに出版されて、丁度イノサンを読んでいた頃だったので読みたいなと思って、今読んでいます。
頭の中は、あの可憐だった頃のシャルルアンリのイメージなのですが。書いているのがバルザックなので、だんだん頭の中のイメージもふくよかなバルザックのイメージになって来ました。
文章もいつものバルザック味です。(書いているのがバルザックだからなんだけど)
谷間の百合、ゴリオ爺さんを読んだことがあります。谷間の百合はスカシユリ等ではなく、鈴蘭だとか聞きました。フィンランドの国家です。
バルザックが、清潔な恋愛小説を書こうとして書いたとか聞きます。セックスの描写等がなくても、ここまで熱く書けるとかやってみたかったと聞きます。確かに、主人公とヒロインがキス、それも手にした一回が全てです。
その分、夫人が自分の娘と主人公を結婚させようとした時の、娘のケダモノを見るような目が印象的でした。そりゃあ、ママとイチャイチャしていたガキと結婚なんて嫌でしょう。清潔で熱い小説だったかもしれないけど、十分ケダモノだったと言う話。
年上との恋愛という事で、自分の二次創作の参考にしようと、結構前に読みました。ゴリオ爺さんの方は、現代のリア王でした。自分には、こんなに貢いでくれる男がいないので、なんか現実味がないまま読み終えました。
辛くなるほど貢いでいるのに、まだまだ金をむしりに来る相手なんて、全然自分の事愛していない・大事にする気がないってのは分かります。 |
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