 ■図書館に行ったら。CDコーナーにルパンと幽白があったので迷わず借りてきました。ルパンはファーストとセカンドの音楽観の違いがすごいなと思います。
幽白は
これぞ90年代という味わいが好きです。自分もいろいろあったけど、幽白やスラムダンク、るろ剣にはまって生き延びた気もします。アンバランスなキスをして、と太陽がまたかがやく時は、バイブルの一つです。
(るろ剣にはまって。京都行かなきゃと何故か自分にブーストがかかって。そのまま現、母校入学まで突っ走ったのは黒歴史と言うより、自分のオタク心と「社会(つまりほぼ親父の価値観)」とのバランスを取った結果のように思う。
平野神社の桜を見に行きたい。グンマじゃ入学式に桜は咲かない 寒いから)
■カーテンを洗うと運気が上がるとか言うので、ガンガン洗ってみました。洗濯機の寿命はとっくに過ぎていて、年数も回数もカンストしています。
運気については分かりませんが。なんかこうたまったにおいがどっかいってくれるのなら、ありがたいです。
■細雪の中巻を読んでいます。戦争がなかったら、いつもの谷崎作品のように、終わらない・まとまらない・悪魔主義等に落ち込んでいったのかなと思います。
どこかの名家の家庭事情を、そのまんま文章にして書いた事もあるという谷崎です。書こうと思えば、どこまでもえげつなくなるのでしょう。
そんな谷崎なので。プロ意識全開の源氏現代語訳と、比較的おとなしい細雪が読みやすいです。ただし妙子は、容赦なく痛めつけられます。
細雪って。
いつも幸子一家、雪子の美貌とはかなさみたいなのがテーマとして挙げられますが。読んでいると、中巻が一番好きだなと思います。
上巻は全編プロローグと言うか。ある意味蒔岡家の自己紹介で終わります。積み上げた、偉そうでお上品な蒔岡家の名誉も品位も、ことごとくブレイクしていくのが中巻です。そんなに写真師が結婚相手にはダメなのかと思います。
中巻でほころぶどころか、どんどんもろくなっていく蒔岡さんちが。下巻で坂道を転がっていく様は、まさしく谷崎の趣味なのかなと思います。(妙子の妊娠、出産の書きぶりは空前絶後じゃないかと思う。人権も何もないあたりが)
雪子の結婚相手も、貞之助の仕事も軍需系だそうです。鶴子の家も空襲に遭うのだろうし、細雪はギリギリのところで幕を下ろします。結婚式は絶対に帝国ホテルで、雪子たちの新婚旅行は奈良だそうです。 |
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