 ■エヴァを見に行ったのが、モール内のシネコンだったのですが。あまりに久しぶりに行き、はしゃぎ過ぎでケーキが買いたくなりました。
こんなおしゃまさんなスイーツ店前で、カツカツの財布抱えて来た自分には買えない、見るだけ、嗅ぐだけ、とかみじめに振舞っていた自分はもういない、なんでも買えるぞと店内に入りました。小僧の神様のままです。
値段は地元のケーキ店より高めでしたが、買えない値段ではありませんでした。ファミリーも多く来店していて、あたかも自分も家族のためなんですよという顔でケーキを物色しました。
(というかもう、図書館や電気店等に行っても「貴方ママですよね、お子さん三人くらいいますよね」という目で店員が接してくれる。申し訳ありません。今借りたムーミンの本は私が読みます。)
スイーツ店のお姉さん曰く「お持ち運びは一時間まで、保冷バックを購入して戴いて二時間程度」。そのモールから自宅まで、電車等で二時間以上かかるのであきらめて帰りました。あの時ほど、志賀直哉を読んでいて自分の心が慰められたことはありません。
■よく分かりませんが。
いまだに男に受けるのは、雪子みたいな女性なのかなと思いました。雪子の特徴と言うと
・家庭的 ・顔がキレイ、若く見える ・反抗的には見えない ・性欲なんかこれっぽちもなさそう
最後の性欲について。
よくある真面目と言われる損な女性には、「学生時代、化粧っけもなく、男もなく、おしゃべりするのは同性ばかり」という事があり得ます。高校等ではその方が平和に穏便に暮らせます。
しかし、就職や婚活の場に出れば、必要とされるのは最低限のメイクの腕と、男との付き合い方です。男と言う、何歳でどの地方出身で、どんな仕事をしていても「女はバカ」「男はエライ」と思い込んでいると思っていて差し支えない生物を相手にしないといけません
優しい同性と、スッピンで仲良くしていた時間は帰って来ません。
優しい同性とやらも、どんどん男を作り、女になっていきます。そして自分一人学生気分、まだまだ若いような気でいるなか、優しい同性とやらは子供を授かり、忙しくなり、話の合わない旧友と言うより「ただのムカシの暗めな知り合い 名前忘れた」には会ってくれなくなります。
自分が女である事、世界は性欲、男と女で回っていることに気が付いた日には、大体取り返しがつきません。周囲はしっかりそれなりに審美眼をもって生きているのに、嫌な意味でトーシロの自分だけが地球上に母と猫と、わずかなサラリーで生きているのを知ります。
雪子に性欲があるのか分かりませんが
彼女みたいに、男のおの字も知らないでいい加減生きていられたらいいなと思います。雪子は絶対固定電話に出ない女です。私は明日も、職場で電話をかけたり取ったりして、お給料をもらいます。御牧には出会いません。 |
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