 ■以前、創作に行き詰ってと言うか何か気分がおごったのか。赤豚の出張編集に行きました。マンガについては当然ながら厳しいコメントをもらって帰って来ました。小説については。
「文章が漱石と谷崎みたい」と言われ、ちょっと嬉しかったのですが。「でも同人で受ける文章じゃない」と次に言われました。「何でですか文豪ですよ」とか言い返してしまったら、「今、漱石と谷崎が受けると思うのか」と、二重三重に辛い回答でした。
字の文を書くのが結構好きです。同人で一番いらない部分です。キャッチボールでもなんでもない部分です。マンガも、「絵で表現しなきゃ」ともっともな事を言われ、帰って来ました。
絶対喜ばれない・読まれない小説や漫画をこれからも書くのか。頑張って「受ける」ものを目指すのか。ハムレット的に悩んでいるうちに、コロナ禍でグンマを出られなくなり、リアルイベントからも遠ざかりました。(つまり本を出していない)
■映画のエヴァを見て思ったのですが。
PAPUWAのガンマ団って。エヴァのないネルフないしヴィレなのかもしれないと思いました。エヴァのないエヴァというか。戦闘力も攻撃力もない団体。ある意味すごく清くて、脅威でもなんでもない存在。
(実際、世界中の諸団体はシンタロー総帥の背後に、マジックの姿をチラチラ見ていると思うので、遠からずだと思う)
じゃあガンマ団のエヴァって何なのさというと。
多分、高松とかハーレムとか、隠居ないし飛び出してった人達なのかなと。野良エヴァってのは怖いですが、幸い、機動力の根幹が「過去(ルーザー様の思い出とか、ライオンパパとの思い出等)」なので、スイッチが入らず、隠居先でダラダラしているだけでしょう。
清く幸せなシンタロー達の事はよく分かりませんが。エヴァじゃないですが、過去とかトラウマとか、こだわりとか、きれいじゃないものの方に、人間もエヴァも夢中になるのかもしれません。(だから高松は負けない、死ねないんだが、それはそれでさみしい)
■先日見たエヴァ。一回見ただけじゃ、十分分からないよね、もう一回行きたいなあと思いながら。
・辛そうなシンジをまた見る事に耐えられるのか ・辛そうなアスカを見るのに耐えられるのか ・あのほそっこいアヤナミレイの、繊細かつ芯のある振る舞い、かつ、はかないすべてに自分は耐えられるのか
・サクラの(以下略)
・でも本当に、マリと冬月先生のやり取りとか、もう一回以上みないと分からないと思う。暗い・辛いだけの映画じゃないのは分かっているつもり。マリと冬月先生のやり取りだけで、ほぼエヴァの「最初と最後」が推測される不思議
・なにより
・ある意味映画最大のドンパチ、サイドの一方が冬月先生で、一応「正義」の方と言えるミサトやリツコさんが「流石冬月先生」「やはり副司令」とか言ってくれるのは嬉しい
・そうなんだよ、すごいんだよ冬月先生、と先生の体がドバっと弾けた時は、シンジが〜アスカが〜と言う時みたいな、悲しみに襲われなかった。悲しまなくていいと先生の背中が言っている。
・もう先生結構な年だと思うけど、あのスラッとした立ち姿。あの後ろ姿だけでも、十分もう一回劇場に行って見る価値がある
・アスカやシンジの清純さにときめきながら
まごうことなき、おっさん好きの自分もいる。知性とワイルドさと、劇中での重要度を占めるおっさんキャラはあまりない。アニメの主人公は、いつだってボーイアンドガールだ。おっさんは否定されるほうか、小馬鹿にされる方に主にいる
(※実際の「男性」というものを見つめれば、そうなるんだろうか。シンジ、アスカ、トウジという、青少年たちばかり戦っていたテレビアニメシリーズを見ると、「周囲のおっさん達、子供になにさせてんねん」とは思った あんたが戦えと) -----------------------------7e510b29304f6 Content-Disposition: form-data; name="image"
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