 ■細雪の中巻を読んでいます。妙子が大雨から帰って来ました。板倉の大活躍を思うと、なんで妙子は板倉と結ばれないんだろうと思います(肉体関係はあると思うけど)
妙子が板倉と奥畑との二股状態で、奥畑の「金」で妙子が贅沢・おしゃれをして、板倉の「出銭」を減らしていたらしい、板倉は雪子が言うように妙子をだましていたのでは、など矢継ぎ早にあれこれ出て来ます。
妙子も板倉も奥畑も。欠点の多い人達かもしれませんが。細雪の戦犯は雪子だと思います。
雪子こそがワガママと贅沢で蒔岡家を振り回して。結局妙子まで家の「金」が回らないのが理由の全てのように思います。雪子がドッシリ蒔岡家のど真ん中に何年もいる以上、妙子はどう振舞おうとも「邪魔もの」「ピエロ」「便利屋」でしかありません。
(雪子もしたくない結婚をする必要はないとも言えるが、「電話も出ない女」である彼女に酌量の余地があるんだろうか。上巻でオリエンタルホテルが嫌と言った彼女の許される理由がわからん)
■エヴァという、バトルガールたちの絵を見たからかなと思うのですが。(マリとアスカは一応成人済、レイは人外なんだが、絵柄は美少女)
なんでアニメや漫画って青少年たちが危険な事するんだと思って。(ターゲットが青少年だからという理由もありそう)
3秒後くらいに、「あ、でも別に世の中のおっさんたちが美少女や少年を守ってくれるわけじゃない」と気が付きました。警察ですら、たまに「守ってくれない」事はあります。医療関係者等、プロで「守ってくれる」人も大勢いますが。
大体のおっさんたちは、美少女、女性、少年、赤ちゃん、みんな食いものにするくらいで、別に守りません(結婚して子供さえいれば一人前という思想はまだ根強い。家事育児介護男の御機嫌取りは女の義務とかも)。コロナ前も今も、政治家は自分の事しか考えません。
家の中でも、おっさんたちによる虐待、搾取、なんでも置きます。女性の自死が最近増えたそうです。おっさんは女子供を食い物にするだけで、なにもしません。
(女性は家事等で忙しくて選挙に行けないかもしれないし、子供にはそもそも選挙権がない。おっさんたちには女子供が幸せでも不幸でも、どうでもいい。)
だから、ウテナじゃないですが、「誰も自分も守ってくれない」ことを言語化できなくても理解している女の子がいるわけで。
アンシーは暁夫という、悪いおっさんの権化みたいなのに身を委ねて。愛と言う名の暴力で搾取され続けて。女の子はみんなバラの花嫁みたいなもの(男のお飾り、無力な人形)という言葉があったのかなと。実際、一応男である冬芽、西園寺、幹は自分のことしか考えていません。
ウテナが登場してから随分になるなと思います。いつまでも、おっさんは女達を守らない、自分が太るエサにしているんだと思います。(某有名政治家も「女の気持ちを理解する」とか言って、女性議員達を集めて=はべらせていたが、パフォーマンスにもなっていないのでは) |
|