■カリ城について考えていました。そういえばよく聞く突っ込みのように、不二子・次元・五エ門は薄味だなと思います。キレイと言うか清潔というか。
(ゴエの場合は、プロの殺人者的な意味合いが急激に薄らいだと思う。次元はもともと殺し屋なので自主的にホンワカ路線を選んでいるとも言えそう。不二子は、「過去の女」という最強ワードでクラリスをイヤイヤさせる最強の女と言えそう)
クラリスについては。後の風立ちぬの菜穂子につながると言われると納得します。二郎に「周囲の健康と幸せを願う」という、人道的な思考が乏しいので菜穂子も勢いああなったのかもしれません。殺人兵器を美しいと言える男。そういう男の美意識に、自分を寄せられる女。
でもカリ城はルブランのルパンに寄せているんだよという説を聞くと、これまたあんまり納得できません。
長いルブランのルパンシリーズの、いつのルパンに寄せるかで随分論点が違うのですが。ルパンはいつだって、詐欺、強盗、窃盗、姦通罪なんでも平気でこなします。女性を無理にと言う事は比較的ありませんが、機会さえあれば何であれ誰であれ、遠慮なく「いただく」のがルブランのルパンです。
「いただかない」時のルパンには相応の理由があります。ヒロインが自分の娘であるとか。カリ夫人との話の時も、クラリスを婚前に妊娠させつつ、カリ夫人ともよろしくやると言う、八面六臂です。そういう男です。
カリ城はカリ城で、単体なんだと思います。
■以下雑感です。根拠はありません。主に昭和ムーミンについてです。
・ノンノンとムーミンは聖域。エロい目で見てはならないし、つまらん突っ込みは無用。全裸カバ、全裸にリボンのカバとか無用な言葉は似合わない
(しかしママの裸エプロンにはいまだに慣れない。慣れなくてもそういうものなのだが、ムーミン族にとって着衣と脱衣の感覚とは。ドラミちゃんが、リボンのみ着衣なのと同じ?ドラミちゃんのリボンは=耳だが)
・だんだん彼等を性的な目で見ている自分がイヤ。というか、親子、一族、兄弟という概念はあるのに、繁殖の概念がない世界なのでよく分からない。
トーベ女史の幼年期の思い出がムーミンワールドのベースだとか言うが、確かに、幼年期の思い出に性的なものや経済的、政治的な話は無用だろう。
・それなのに。
広川さんのスノークはエロい。裸カツラカバという、言葉が浮かぶんだが、何か事故等に巻き込まれると、体幹や首より、カツラを守るスノークに憐れみを覚える、そして愛しくなる
ノンノンとムーミン一家には聖なるものを覚えるが、スノークだけ、抱きしめたくなる。平成スノークとも小説のスノークとも別人だなと思う。触って、なにをなさいますかと言われたい。
あと
やっぱりヘムレンさんタイプのキャラが好きだなと思う。いわゆるマニア、変態の域に達するオタクだけど、一定の良心と常識があって、ある程度の優しさもあるキャラ。ただしオタク。
スナについては色々な感情がカンストするが、スノークとヘムレンさんには安定のエロスを覚える。エロスというベクトルと、好意が似ているものなら嬉しい。
昭和スナについては。
結婚してください以外の感想がまとまらない。一応男性キャラで、あの美脚は詐欺だと思う。むしろだまされたい。ムーミン達のムニムニした足の可愛さと、昭和スナのスレンダーな足はいい対照。 |
|