■ムーミンについて考えていました。みんなのムーミン、そして(権利的には)ヤンソン一族のムーミンです。
むしろきちんと著作権や権利、情報等に統制がある事で、現状が維持できているのなら、戦中から続く作品としては有難い事なのだと思います。ただしみんなのムーミン、お茶の間のムーミン、オタクも大好きムーミンではなく、ヤンソン一家所有のムーミンとしてなのかなと思いますが。
なんとなく
横光先生なら、厳しいコメントくれる時があっても、相当フリーダムだったなと思い出しました。また製作する方も、横光先生への愛と尊敬を失わない事が多かった気がします。「それなんでオリジナルでやならないの」とか仮に思わせても、「でもどうしてか横光を選んだんだね」と後から思えてきます。
仮に横光作品のネームバリュー的なものだけを利用した作品なら、視聴者にバレるだろうと思います。当然、いいようには思われない訳で。結果も。ともあれ、なんでもやらせてくれる横山先生の存在は神でした。
昭和のムーミンも女史への愛とリスペクトが
(あったとは思うのだけど、自主自立の空気が濃い北欧の空気なんて当時の日本人には皆目分からなかっただろう。森と言えば広葉樹だし、女と言えばしおしおとした存在だったろうし、男はむやみに暴力的だし。昭和ムーミンのムーミン谷は、ガチの日本の僻地とも言えそう。
女史と言えば、ムーミン以前は雑誌で反戦的な内容も書いていた女傑。もし「所詮女の書いた慰み的な西洋動物絵本」とムーミンを見ていたら、大怪我しそう)
■とんと東京、大阪に行かない日々が続いています。両方、同人がらみでしか行かなかったのですが、数年前から東京に行ったら千葉の鴨川まで行く、大阪に行ったら有馬温泉に行く、などお出かけの要素を増やしていました。
どうにもならないのが
コミケでした。コミケでついでにお出かけするとしても、撤収まで考えると家に帰るしかない時間になりました。大忙しの朝を支えたのが、朝食のスープでした。
何のことはない、インスタントのスープですが、普段粉末のスープとか買わなかったので、珍しくなって買って朝ホテルで飲んでいました。
パン、野菜、乳製品だけの朝食でも結構どうにかなったのですが。まああったかいものも口にしたいと思っていました。今はイベントに泊りがけで行く事もありません。
太るかもなあと思いながら、普通の粉末のポタージュスープとか職場の昼食時に飲むと、切なくなります。自分の肉になる切なさプラス、もうあの非日常は来ないのだと思えるので。
あの日々がなくなったら生きていられないと思ったのですが。意外と生きています。 |
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