madeingermany

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...... 2021年04月11日 の日記 ......
■ ムーミン   [ NO. 2021041101-1 ]

■ふとしたことから、アニメや漫画、小説の作家さんの個人情報がドサッと分かってしまう事があります。作品がヒットすれば出身地・出身校などもガーッと報道されるでしょうし、そもそも公式サイト等で簡単に分かる部分も多いです。

でも

年収や預貯金、固定資産の部類までは流石に知りたくないかなと思う時があります。セーラームーンの武内先生はご自分のコミックスで自分の資産的な部分をドカンと挙げていたので勢い分かってしまったのですが(あまりに浮世離れしていて今考えても実感のない情報だった)



どなたが億ションを持っていようと、預貯金がどっさりあろうともいいんですが。流石にご両親の出自や家名、職業まで、思えば何で公開しているのさと我に返ると思わなくありません。

でも「そういうお姫様的な生まれの特別な女性だから、自ずとこういう活動をしていて、作家としてもああでこうで、勢い作品のキャラも作風も〜」という論旨の根っこの材料にしてしまうと、すごく悲しくなるなと誰かに言いたいです。

貴女の(作品やキャラの)魅力は、こんな切り口で語るものなんですかと。(金持ちとか血筋とか本当の理系男性を眼前に据えたことがあるとか、特異点が多いのはよく分かるんだが。こうガッツ的な面の話も聞きたかったかもと)




■しつこいんですが。昭和のムーミンが、女史のムーミンじゃないと女史から突っ込まれて、永遠にお蔵入りになったという件、あまりに情報が多すぎて色々読んでもよく分かりません。

しかし平成ムーミンでさえ、時々レンタルサイト等で廃盤扱いだったりするので、何とも世知辛いです。

世知辛いので、ならば女史のムーミンとはと思ってコミックスを読んでみました。コミックスは女史と女史の弟の共著、後半は弟のラルス氏が描いた部分が多いと聞いています。

結構、内容はカオスです。



そもそもムーミンコミックスは、子供向けではなかったらしいです。大人が読む新聞に連載されていたそうです。上品な紙面だったそうですが、読むのは基本的に大人です。さて。

女史は「ムーミンは自分の子供時代の結晶」とも言っていたはずです。でも小説は暗く、平成ムーミンの原作であるコミックスは大人向けのものです。やや政治的な話もありますし、大人の社会を皮肉る場面もあります。おっとりしたムーミン谷が舞台だとは思えない時もあります。



なら昭和ムーミンも、日本的な閉鎖性の描写はあれど、ある意味風刺・道徳という意味では立派な女史の子供だったと言えそうです。

別に昭和ムーミンのスノークや村の人達が間違っていて、流浪のスナフキンが正しいとは言いませんが。

何か痛烈な味を残して去っていったのが、昭和ムーミンじゃないかと思います。女史のスナフキンは喫煙者なので、昭和ムーミンではスナを大人にし、平成ムーミンでは喫煙者設定をなくしたという、和製的な事情はありますが、問題はないんじゃないかなと思います。




昭和スナの立ち位置は、日本的な閉鎖性を想像できると、よく分かるかもしれません。昭和スナはあの谷にいない方がいいんじゃないかと思います。ムーミン一人のために、嫌な思いするのは彼にはリスクが大き過ぎないかと思えます。

ただし旧さんの絵的な部分は、ある意味一番コミックスに近いよなと思いました。フサフサの新・平・パぺはどの辺からの誇張なのか。態度のおおらかさも、旧とコミックスに近いものを感じます。なんだ、(この部分は)怒られないよねえと勝手な事を思いました。

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