 ■ふと気味が悪いくらいに
あれこれが戦前と同じで、泣きたくなりました。
・近代史は富国強兵の明治時代から、経済中心の戦後へ、そしてオリンピック2020と言う事なんでしょうが。いつだって国民の幸せなんか偉い人は誰も考えていないんだなと思います。
「俺の家の嫁」「結婚したからお前は実家と縁が切れた」「家事育児は女の仕事」(男はそんなつまらない・くだらない・非生産的な事はしない、とでも?)等、何も戦前と変わっていない
戸籍法も民法も変わったはずだけど、そもそもこの国は「無知」をよしとするので、最新の戸籍法なんかトラブルにでもならない限り誰も知らない。民法もよく考えられた制度だけど、知らなきゃそれまで。
荷風や漱石の頃の日文が好きで読むし、「荷風、今の時代じゃ許されないよ〜」とか思いながら読むけど、よく考えると今だって(悪い意味で)荷風レベルの男はいる
なんで政治家は「説明」しないのかと思うと。性教育や他の大事な学問、技術、過程と同じで「(弱者である民草は)何も知らない方がカワイイ」というセンスからなのかなと思います。
■ムーミン谷の彗星を読みました。
意外とストレスなく読めるんだなと思いました。4Kアニメの方だと、妙にジャコウネズミさんが可愛く見えました。明らかに滑稽、偏屈な人とされるあたりがツボで、「まあまあ、あらあら」という目で読めます。実にストレスがありません。
(別に小説を読む時くらい、ノーストレスであって構わないと思うのだけど。
どうしても新しい方のムーミン小説では、「ミイこそ天使、知恵者、皆の代弁者、女神!カワイイ!」とフィーチャー・フィーバーしないと村八分というノリがあって若干ストレスを覚える 疲れる
ヤンソン女史曰く、もの悲しいムーミン世界だからこそ、クールでドライで楽しむことを忘れないミイが必要だとか。とりあえず、実母が重篤なのにケロッとしている女児はよく分かりません。彼女はさみしい境遇をそうやってこらえているのだとしても。
4Kのムーミンアニメも、ミイフィーチャーで結構?となる。興行的には正解なのだろうけど、他人をあしざまに言って喜ぶミイを、キッとにらむママに安堵する。ママの賢さ・タフさと、ミイの賢さ?行動力?は別) |
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