■高松と言えば、毒舌キャラの方に入るかもしれません。シニカルでウケる毒舌と言うより、単なる憎まれ口ですが。(そして行動もきつめなので本当に憎まれる場合もあろうかと思う)
ムーミンのミイは毒舌キャラと言われるそうですが。賢さの象徴、愛あるイジリ、と劇中等で絶賛されています。「ミイこそムーミンワールドの女神、天使、ともしび」とか、えらいムードさえ覚えます。
自分はミイの言動がムーミンのストレスになりました。
同じ?毒舌キャラの高松が苦にならないのは、キチンと嫌われているからなんだろうと思います。劇中でも、シンタローはあからさまに高松嫌いですし、アラシヤマ達が嫌悪する(まあね)高松を、一人でカバーしようとするグンマ様という構図もありました。
高松の最大の被害者がグンマ様なのですが。
高松の場合憎まれ口だし、でれたい時は勝手に一人で盛大にでれているという、面倒臭く世話がない人だなと思います。「周囲から言動を大絶賛される」「原作者溺愛」というウェーブのあるミイとはそこが違うのかもと。
■記憶違いだったらすみませんが。ジブリのおもひでぽろぽろの、生理の授業のシーン。
「みなさんはお母さんになります」とかいう出だしだったと思います。何で、自分の体の成長と、「お母さんになる」事が直結するのかなと疑問に思っていた事に気が付きました。
平成初期の頃に年頃を迎えたので、当時まだまだ女性の体についての認識は、おもひでぽろぽろの頃に近いです。そういう授業を自分も受けました(日本の「常識」は伊東博文の頃から何も変わっていない)
なんというか。
女性の体の約一カ月のサイクルは、あくまでそういうサイクルなのであって、「だから子供を産もう」「だから男を作ろう」「だから結婚しよう」「子供を産んで、富国強兵を目指そう」とかじゃない気がします。
今時富国強兵もないですが、政治家はそんなこと思っていそうです。国民の財産と命より、全くいらない五輪へまい進しています。
(ムキムキの祭典だし。今の富国強兵のシンボルが、五輪なのかもしれない。私には関係ないと思いたい)
女性が成長した体になると言う事は
13歳で性交同意できるとした、明治政府の考えを思い出します。当時なのでお見合い婚だったとして、13歳で何も知らないうちに母親にされるんだろうなと思います。(同意と言っても相手の男と自分の父親が合意しただけなのでは)
同意もなにもありません。
性交・妊娠できる体にとりあえずなったから、「男の提供されるべき」存在になったと言うだけです。日本はどうも「無知」を喜ぶ向きがあって、ちゃんとした性教育を行おうとすると「寝た子を起こすな」と言われるそうです。
女の体の事も、家事育児の事も全く関心がない男達に人生全てを支配されて、中学生くらいの年で母親になった子もいたのかなと思います。自分の体について考えれば、あくまで自分一人のものと言え、別に誰かに提供せねばならないもんじゃないことは明白です。
おもひでぽろぽろの男子達は
生理と言う未知の経験をする女の子達が、いずれ自分達のエサ、奴隷になる事を予感して、女の子達を品定めしていたのでしょう。そりゃニヤニヤ楽しそうでしょう。「未熟な女がいい」「成熟した女がいい」など、顔は子供でもやっている事は卑怯なおっさんです。
より素晴らしい「提供物」にならなかった私は、女の落ちこぼれのまま、ただの自分の体に満足しています。 |
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