■ヒカ碁のアニメの時
「マンガ通りでアニメにする意味が〜」という感想を聞いたのですが。何の問題が?むしろすごいことと今思います。
テレビアニメって、アニメオリジナル展開、謎の変更点等、過去にさかのぼればさかのぼるほど「別物」であることが多い気がします。どっちも人気という幸運な作品も多いでしょう。
ヒカ碁は川上さんとヒカルがピッタリしていて、見ていて気持ちがよかったです。佐為を見て、「女性なのに声が男?」という感想が飛び交っていた頃が懐かしいです。
(イニDアニメを見ていて。いつ、どうやってなつきの「売春」を扱うのか非常にヒヤヒヤしてしまいました。なつきの、藤原家でパンモロもアニメにはなっていませんでした。なつきと拓海が「いたした」とも見える描写とか、なつきが「売春どこがワルイ?」的な態度な所とか、・・・・)
■子安さん
出るアニメに、毎回レジェンドを残していくなあと思います。あんまり全部は見ていないので、あくまで感想ですが。
・平成ムーミン
声優が豪華な事でも有名な平成ムーミン。旧スナとも新スナとも違う、ムーミン谷の美しくも荒い大自然を擬人化したような存在が、平成スナ。
日本のムーミンブームの原型の様なアニメで、本家トーベ先生も納得したとか。原作はコミックスもあるけど、あのどうにも型にはまらないスナの言動を脳内で子安さんの声で読むと面白い。
(たくましい旧スナ、知的な新スナと互角なスナってななんだろうなと思うと、テラ子安スナなんだろうなと思う。ムーミン一家の印象は昭和新旧と平成、令和であんまり変わらないけど、スナは多種類あってどれも好きで幸せになれる。DVDもあるし、触れやすいのは平スナかも)
・星矢
あの長い星矢をたった13話でまとめたハーデス十二宮編。見ごたえのキーは「敵」にあると言っても過言ではない。ラダの真面目さ、強さ、「傲慢さ」を絵にして、短いハーデス十二宮編をしめたのは子安さん。
星矢というと、若いはずの星矢達の声がどんどん「年上」になり、かつ以前から敵役と言えば、広川さん、曽我部さんと大物が多く、そのバトンを無事キャッチしたのは子安さんと言えるのでは
・ウテナ
もともと冬芽は、「ヒロインを熱愛するプレイボーイ」だったのではないかと思う。気高いウテナにめげないで、ラブアタックを繰り返すむしろ西園寺的な男
しかし子安さんのブラックな演技で
もともとはホンワカしたキャラだったらしい暁生も、冬芽に負けないくらいの女好き、女たらし、カス(妹の犠牲で王子様を続ける「情けなさ」)がエスカレートし、もしかしたら、カワイイ少女アニメだったかもしれないウテナは、ジェンダーとエロと愛のるつぼになっていった
(ウテナの第一回目から冬芽が、いいねベイビーとか言っていたので最初からブレーキ壊れていたアニメだったんだが。壊れる方向性が、どんどん濁った方向になっていったのは冬芽の残酷性故だったのかもしれない。
幾原さん、榎戸さん達のカラーも大いにあったと思うけど。冬芽のえげつなさをドラマに出来る力量、つまり冬芽をただの「カス男」にしない幾層ものベールで作り上げた子安さんの功績はデカいと思う) |
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