■コロナ禍のお供、書籍ですが。
あまりに深刻な本を読むと、滅多な感想は書けないなと思います。特に、愉快な本を読む気になれず、政治経済歴史の本を読むと、うなされて感想とかいうレベルの読後感じゃなくなります。
それじゃあアガサクリスティーとか、と思っても、アガサがエジプトやアフリカ、中東を舞台にした小説を、かよわい女性でありながらガンガン書けたのは、当時の英国の「強さ」故だとか思うと、キャイキャイ読めないかもしれません。
そんなわけで、獅子文六を読んでいます。当時の生活の事、女性の立場、振る舞いなど想像力が必要になりますが、読めます。お妾さんがいて当然の世界、女は20歳前後で結婚して家に入るのが当然、等、ウッと思う所はそうだったんだなと流します。
時代的に谷崎と被るんですが(大体獅子文六のデビューくらいに、源氏和訳)。谷崎が女好き(主に素人)で、贅沢で、変態で金に細かいのは、別に時代のせいじゃないなんだなと思いました(変態は誉め言葉)
■普段、あんまり余裕がありません。
余裕なんか誰もないよ〜とか言い返されるので、近年は口に出さないでおこうと思っています。私も余裕ないよ〜竹淵さんこそ〜と言う人がいたら、多分相手には本当だし、私も別に嘘は言っていないよなあと思います。
双方に不幸なネタは、言わない方がいいのだろうと。
同じくらい、そういえば人の愚痴を聞くのが苦手です。女性として大人としてダメじゃんと思いますが、例えば「本当に何々が大変で〜」と聞くと、何がどれくらいどう大変なのか、一生懸命想像し、相手に聞き直すこともしました。
大体NGでした。
どうNGなのかは、愚痴を聞き返された相手がよく分かると思いますが、まあNG、ノーグッドです。NGで済めばいいですが、相手が怒り出す時もあるので自分には余程苦手なのだろうと思います。
そもそも啄木じゃないですが、もう花買って帰るんがいいと思います。 |
|