 ■谷崎を読んでいます。
谷崎って既存の関係性が嫌いらしく。夫婦、親子、兄弟、師弟、旦那と愛妾、等の関係をゴッソリ抜いて何か書くのが本当に上手いなと思います。普通そういう様子を抜くと、お話なんて作れないんじゃないかと思いますが、谷崎は作れるみたいです。
漱石も、友人の妹(実は妻)とか、イトコであり婚約者である女性、未知の美女、など何回も書いています。書いている漱石と、劇中の無責任な男達は快感でしょうが、女性達は辛いだろうなと思います。
三千代は、代助と両想いだったのにその代助に平岡と結婚させられ、再会したら当時の恋を打ち明けられ、姦通させられた上に、病気が悪化して多分死ぬ、という凄惨なヒロインです。(ちなみに父親は破産して北海道にいる)
それでいいのかと思いますが。もっとひどいのは、代助が本当に執心していたのは、当時の三千代の兄であって、三千代の兄が死んでしまったから、既に「自分の一部」だったような三千代を平岡に「プレゼント」した、というややこしさです。
代助が愛していたのは三千代ではなく、当時の男達のホモセクシャルな曖昧な関係だったようです。(漱石ものは大体こんな感じ)地方で林業やっているという、代助の昔の友人の方が余程健全だよなあと。
■毎日、暴言ばかりですみません。
自分の周囲の事だけ言うと。長女の私には散々我慢させ、金を惜しみ(十分な収入があっても)、グチグチ毎日言い続けていた親たちが。
(ちょっと知名度のある大学に合格すると、コロッと近所や親類に自慢しまくっていた。多分浪人するか、知名度?の少なめの学校に言っていたら、家庭内で物理的に粛清されたと思う。子供は成人しようと結婚しようと親のもの、親の管理下にあるのがフツウといまだにいう夫婦)
弟がどんな不始末をしようとも、跡取りだから〜喧嘩したくない〜と、放置ないし惜しみない援助と、お世辞の連続です(お仕事大変だもんね〜等)。弟がその場からいなくなると、「あいつはバカだ」「俺達は損ばかりさせられている」と、夫婦間での愚痴が始まります。
どうせあたしの悪口も、夫婦で言っているんだと思いますが。弟への傾斜ぶりは、最早、日本史レベルで考えて初めて納得出来るかなと。
こういう鬱憤の方向性を間違うと、電車の中で暴れたりする人になるのかなと思います。最近目立つ、電車の中での傷害事件。起こした人には、高いストレスが〜原因で〜カワイソウな人で〜と、ものすごい弁護がつくのだろうと思います。
(私が暴れてもメリットがない上に、特に弁護されるだろう要素もなさそうなので、出来ない。)
電車の中で傷害なんかされた日には、電車に人が乗らなくなり、コロナ禍プラス利用者減、株価暴落、廃線・・・と、地獄が続きます。こういう時、推しがストッパーになるなと思います(愛する鉄に損させる事なんかできない!) |
|