■新ムーミンを見ていました。
旧ムーミンが素朴で、ガッツな感じだったので好きでした。スナが狙撃とか出来るあたり、いいじゃんと思いました。ムーミンもワイルドな児童で好きでした。さて新。
・とにかく怖くなるところが多い 星の子を幽閉、リンチ、カツアゲしたり 仮面の話とか、鏡の話、異世界の話が多い 夢なのか単なるファンタジーなのか解釈に苦しむ
旧ムーミンが素朴な田舎だったのに対し、新ムーミンは巧妙に都会化しているやっぱり田舎の土地の様に思う。物資や情報はそこそこあるのに、精神が閉鎖的と言うか。特に子供達。
(ミイは。自分があの世界にいて、かつミイと同世代だったら、すごくイヤだなと思う。「ミイは本当はいい子〜」話も、ミイが10000万回ヤバイ事をしておいて、それで「いい子〜」とか言われても納得できない。
新ムーミンは、感情移入するには相当頭を使うだろうと思う。それくらい巧妙な何かを感じた。いじめっ子の巧妙な優しさとか、このアタシ様が一緒に遊んであげるよ〜的な、毒親の「絶対に自分の子を奴隷にしていいようにいい気分を味わいたい」欲求みたいなの)
■なんかこう、母性神話とか、専業主婦は伝統的であるとか、あれやこれの神話と言うか迷信の結果、令和の世の地獄があるのかなと思います。
よくよく考えると、戦前戦中くらいの「社会現象」を指して、伝統的だの、日本人かくあるべしとか言い出すのは、おいおいせめて遣唐使が終わり、国風文化が始まった、平安時代くらいから考察しないか?と思います。
なんで西暦1000年くらいの時代の事を考えねばならないかと言えば、丁度その頃、武家の勢力が増して、律令制も崩壊し、いわゆる「古典のお姫様」が消滅し、阿鼻叫喚の世になったからです。
平安時代の女達は、母親から不動産を相続出来たそうです。身分とか詳しい事は分かりませんが、末摘花が困窮しきっていても京都にいられたのは、「自分の家屋敷だから」なのかなと思います。
別に源氏や枕草子の世界がユートピアだとは思いませんが。日本が誇る世界最古の小説を書いたのは、女性でした。
かっこいい事はこのくらいしかなくて
昔の女性=とにかく若くして結婚し、出産し、家と子供を守って当たり前、というか、他の価値観を持てば宗教裁判もの
つまり、家=メインは男達なので、自分の産んだ男児が、最大の権力者であって、王様で王子様。息子を最大限大事にすることで、女としての自分がある
誇大妄想・過大な自己肯定感・横柄な次世代の男達の増産。女は平成、令和と来て時勢に振り回され、常に開拓者でないと生きられないのに、「母達」に撫でまわされるように愛された、困った男達は永遠に昭和のまま
そういう世界を伝統的とか、古典的だとか言うんだろうなと思います。国風文化のメインは女性達でした。 |
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